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山伏地蔵坊の放浪 の商品レビュー

3.2

11件のお客様レビュー

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2022/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 再読にも関わらず、一つも真相を見抜けない。「毒の晩餐会」冒頭、悪いダイイングメッセージの例だけ記憶にあった。  語り手「僕」は地蔵坊の話を終始眉唾で聞いている。最終作、いらぬ詮索をしたことが災いしたか、山伏はどこかへ旅立ってしまう。  これで終りにするのが惜しまれる探偵なので、火村英生シリーズにゲスト出演してくれないだろうか。  イラストは大学でお世話になった先輩によるもの。

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2018/04/12

ある街のバーを舞台に山伏が語る、安楽椅子探偵もの。探偵役の人物があまり描かれないので、物語としてはあまり深入りできなかった。

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2017/02/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山伏が自分の体験談を話すという連作短編集。有栖川有栖の初期の作品。何つーか、読んだ先から忘れていきそうな感じ。つまらない、という感じではないんだけどね。一話一話、山伏に関する説明が載ってるのが面白かった。

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2010/09/27

毎週土曜日、スナック「えいぷりる」にて山伏の地蔵坊が全国行脚の途中で出会ったという信じがたい事件を肴に酒を飲む、紳士服屋の若旦那・写真館を営む夫婦・藪歯医者・ビデオ店経営者。 フーダニット、ハウダニット。いわゆる犯人当て小説の短編集で全7話です。 全編、地蔵坊の話が一段落したと...

毎週土曜日、スナック「えいぷりる」にて山伏の地蔵坊が全国行脚の途中で出会ったという信じがたい事件を肴に酒を飲む、紳士服屋の若旦那・写真館を営む夫婦・藪歯医者・ビデオ店経営者。 フーダニット、ハウダニット。いわゆる犯人当て小説の短編集で全7話です。 全編、地蔵坊の話が一段落したところで聞いている面々が各々推理を展開し、その後解決編といったパターンです。 短編なので犯人はなんとなくわかるのですが、トリックについては思わず「オイ!」と言ってしまいそうなものもありました。 でも他の登場人物と同じ情報しか与えられてないわけだからかなりフェアなはず。頭のよい読者は真相を見破れるのかな。 叙述トリックとか使えないから書き手としてはいろいろ難しいパターンかと思いますが、これまた楽しんで書かれているようでした。

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2010/07/21

(収録作品)天馬博士の昇天/割れたガラス窓/ローカル線とシンデレラ/仮装パーティーの館/崖の教祖/毒の晩餐会/死ぬ時はひとり

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2010/05/29

胡散臭い山伏がストーリテラーの探偵?小説。短編集なのでさくっと読みやすくてよかったです。 けどラストの話がいまいち。流石にそれはちょっと無いだろうって感じだったので。ちょっと面白くない展開だったなぁと。

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2010/01/15

毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まる5人の目当ては、山伏の地蔵坊が語る、自らが体験し解決した不思議な事件の話。 木戸銭代わりに山伏の飲み代を肩代わりし、今夜も彼の話に耳を傾ける。 タイトルを見ただけでは、どんな内容なのかさっぱりわかりませんでした。 山伏の地蔵坊が、その旅の途...

毎週土曜日、バー「えいぷりる」に集まる5人の目当ては、山伏の地蔵坊が語る、自らが体験し解決した不思議な事件の話。 木戸銭代わりに山伏の飲み代を肩代わりし、今夜も彼の話に耳を傾ける。 タイトルを見ただけでは、どんな内容なのかさっぱりわかりませんでした。 山伏の地蔵坊が、その旅の途中に偶然であった不思議な事件について語って聞かせる、連作の短編集になっています。 そんなに不思議な事件、それも殺人事件ばかりに偶然出会うものかと、少なからず疑ったりもしつつ、それでも話を聞くのを楽しみにしているお仲間たちが、なかなか人間臭くて楽しいです。 山伏についての解説にあてられたページも1話ごとにあり、それもまた興味深かったです。 地蔵坊のモデルの東京創元社の戸川氏が、学生時代に羽黒山で10年ほど山伏修行をされていたというのには、ちょっとびっくりしました。

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2009/12/29

ユーモラスなテイストもあって読みやすいミステリ短編集。探偵役が「山伏」ってのだけで面白いかも。山伏についての解説が載っているのも、ためになる……かも。 お気に入り作品は「毒の晩餐会」。これ、実はものすごーく単純な問題だったんだよなあ。だけどぜんっぜん分からず、見事騙されたという感...

ユーモラスなテイストもあって読みやすいミステリ短編集。探偵役が「山伏」ってのだけで面白いかも。山伏についての解説が載っているのも、ためになる……かも。 お気に入り作品は「毒の晩餐会」。これ、実はものすごーく単純な問題だったんだよなあ。だけどぜんっぜん分からず、見事騙されたという感。こういうシンプルな問題ってのも面白いなあ、と思わされた一作。 それにしても、こういうバーがあったら行ってみたいよなあ。特にラストでぽつりとこぼされるマスターの言葉がなんとも言えなくって……(笑)。

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2009/10/07

『ローカル線とシンデレラ』   故郷に帰ってきたアイドルのストーカーの死。電車の中で起きた殺人事件。 『仮装パーティーの館』   地蔵坊の迷い込んだ館の仮装パーティーで起きた殺人事件。バットマンとダースベーダーの謎。 『崖の教祖』   新興宗教に入信した恋人を奪還しようとする...

『ローカル線とシンデレラ』   故郷に帰ってきたアイドルのストーカーの死。電車の中で起きた殺人事件。 『仮装パーティーの館』   地蔵坊の迷い込んだ館の仮装パーティーで起きた殺人事件。バットマンとダースベーダーの謎。 『崖の教祖』   新興宗教に入信した恋人を奪還しようとする婚約者。教祖の爆死の謎。 『毒の晩餐会』   隠し子が現れた家で起きた遺産相続騒動の果ての毒殺事件。お手伝いさんの手抜き。 『死ぬ時は一人』   元暴力団の組長の密室での死。 『割れた窓ガラス』   内側から割られたと見えるガラス窓の謎。 『天馬博士の昇天』   発明家の転落死。盗作疑惑の果ての自殺か? 削除

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2009/10/04

修験者の正装に身を包んでスナックに現れる山伏地蔵坊。カクテルを片手に、不思議な事件の話を物語る。 ノンシリーズの短編集。安楽椅子探偵もの。 収録作品は、「ローカル線とシンデレラ」「仮装パーティーの館」 「崖の教祖」「毒の晩餐会」 「死ぬ時はひとり」「割れたガラス窓」「天馬博士の昇...

修験者の正装に身を包んでスナックに現れる山伏地蔵坊。カクテルを片手に、不思議な事件の話を物語る。 ノンシリーズの短編集。安楽椅子探偵もの。 収録作品は、「ローカル線とシンデレラ」「仮装パーティーの館」 「崖の教祖」「毒の晩餐会」 「死ぬ時はひとり」「割れたガラス窓」「天馬博士の昇天」 個人的には「ローカル線」と「天馬博士」が印象に残ってます。

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