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ドルリイ・レーン最後の事件 の商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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ハムレット劇の役者、…

ハムレット劇の役者、ドルリー・レーンを主役に据えた悲劇四部作の最後を飾る作品。ここでもアクロバティックな論理と意外なラストは健在です。

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兎に角既刊順に読んで…

兎に角既刊順に読んで最後に此の作品を読んで頂きたい。そうすれば作者が施した壮大な伏線に息を飲む筈。不朽の名作、此処に極めり。

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「Zの悲劇」で語り手…

「Zの悲劇」で語り手が変わったのは、こういう事だったのか!、と膝を打つ作品。その趣向だけは一見の価値有りです。

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クイーンがバーナビー…

クイーンがバーナビーロス名義で発表した四部作の最後の作品。七色のひげを持つ男の謎とシェークスピアの稀覯本を巡る謎が絡み合う。

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 ドルリーレーンシリ…

 ドルリーレーンシリーズのラストを飾る作品。読んでいくうちになんとなく犯人がわかってきます。そうならないといいなぁと思いながら読んでいくと、最後にうぅってなります。

文庫OFF

2019/03/07

あー、そう持ってきたかー。 シェークスピアに関する事件が扱われているのだけど、 シェークスピアでないといかんのよね、これ。 最後に持っていくために逆順で作った感じで、 本格推理としては穴もあったりするのだけど、まあこれはこれで。

Posted byブクログ

2021/09/20

 X・Y・Zの悲劇に続く最後の悲劇はドルリー・レーンの死で終わる。名探偵役ドルリー・レーンが最後の真犯人だった。  全てはラストページ、ベンチに座り首をもたげ冷たくなっているドルリー・レーンのワンシーンのためにあった――と解説にあるが、これは納得だ。確かにそのシーンはきれいである...

 X・Y・Zの悲劇に続く最後の悲劇はドルリー・レーンの死で終わる。名探偵役ドルリー・レーンが最後の真犯人だった。  全てはラストページ、ベンチに座り首をもたげ冷たくなっているドルリー・レーンのワンシーンのためにあった――と解説にあるが、これは納得だ。確かにそのシーンはきれいである。でもあまりにそのシーンを重要視したせいか、幕切れはあっけないし消化不良な感だ。  本作は紙魚殺人事件の邦題もあったらしいが古書を扱ったミステリー小説である。古書に隠された1枚の紙片は、貴重なシェイクスピアの自筆かつ、彼の死が他殺であり殺人犯の告発も行っていた。あまりに貴重な一片を保管しようと殺人まで犯すドルリー・レーンと、殺人犯の子孫であり先祖の罪を永遠に闇の中へ葬ろうと動く犯人。この動機を納得できるのか、その謎が魅力的であるのか、わたしはあと一歩魅力的な謎に及ばなかったと感じた。  登場人物の魅力が足りないのもあるし本人が双子であるというのもあまりにあからさまに告げられているし、それなのに冗長なやり取りが延々と続くのに飽き飽きした。  4部作を振り返ってみればXが大傑作で、他は別に読むほどのこともなかった。Yが人気なのはなぜなんだろうか?

Posted byブクログ

2013/01/11

ミステリの古典をきちんと読みたくなって、まずはドルリイ・レーンのシリーズを順によんでみた。子供のころ、ジュニア向けに易しく訳されたものを読んでいたから、トリックや犯人を途中で思い出してしまったのが残念。 でも、子供のころには分からなかった時代背景や文化が分かるようになっていて、そ...

ミステリの古典をきちんと読みたくなって、まずはドルリイ・レーンのシリーズを順によんでみた。子供のころ、ジュニア向けに易しく訳されたものを読んでいたから、トリックや犯人を途中で思い出してしまったのが残念。 でも、子供のころには分からなかった時代背景や文化が分かるようになっていて、それが面白かった。 文体は時々イラッとするほど周りくどく感じたけど、これは好みの問題かな。 残念ながら、子供のころ初めて読んだ興奮や、解決した時のカタルシスはもう味わえなかったけど、面白かったです。 後書きによると、この最後の事件はどちらかというと評価が低いらしいけど、シェイクスピア関連の貴重な古書が絡む本作が一番好みでした(*^_^*)

Posted byブクログ

2011/07/11

これは最初から予想できたし根拠にも気付けた。難易度はかなり低いと思う。 しかし、うーん、ある身体的特徴が犯人断定の決定的な要素になるわけだけど、これ実は論拠としては不十分なのである。というのも、真犯人と同じ身体的特徴と動機を持っている人なら誰でも犯人になり得るためだ。 その辺の弱...

これは最初から予想できたし根拠にも気付けた。難易度はかなり低いと思う。 しかし、うーん、ある身体的特徴が犯人断定の決定的な要素になるわけだけど、これ実は論拠としては不十分なのである。というのも、真犯人と同じ身体的特徴と動機を持っている人なら誰でも犯人になり得るためだ。 その辺の弱さが気になったが、しかし相変わらず読後の鮮やかさは見事で、さすがエラリークイーンと言ったところ。 クイーンの小説って読後感が肝だと思う。

Posted byブクログ

2011/03/08

この作品単体で見ると星2がいいところ。この作品を真に楽しむにはXYZの悲劇の3作品が必須。 事件はなかなか起こらないし、起きても地味。 しかし、結末は… 悲劇3作を読めば、このラストのための前作だったという感想を持てるでしょう。

Posted byブクログ