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少年と少女のポルカ の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2012/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ホモのトシヒコは違うクラスのリョウに恋心を寄せ 乙女のヤマダは男子校にもかかわらず毎日スカートをはいて登校し トシヒコと幼なじみのミカコは、精神的によくない状況だった。 性別をこえて同性が好きだったり、心は女だったり、高校生たちの若いながらも自分の決意。 午後の時間割りはハルコが悪すぎる(笑) 伊藤たかみの卒業式にはマリファナの花束~に雰囲気が似てた。 まわりの同級生が同性愛とか、意識したことなかったなぁ~)^o^(

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2012/07/08

短編2編。1つ目は少女マンガ。王子と先をいく友達の話。憧れと気づきの話。2つ目は『ハウルの動く城』と同じ少女の自意識の話。主人公とソフィーの成熟度の違いが結末を変える。

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2010/12/20

一話目は起承承承で珍しいと思った。 二話目はすごく80年代臭がした。21世紀の予備校生とは違うなぁ。 ベネッセは95年まで福武書店って名前だったなんて知らなんだ〜

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2010/03/21

2002年5月7日読了。以下、過去の日記から抜粋。 藤野氏は第122回芥川賞受賞作家である。 受賞作品『夏の約束』は当時本屋で立ち読みをした。 (芥川賞作品は短いので、本気を出せば簡単に立ち読める) 今回は表題作の中における「ボヘミアン・ラプソディー」という曲の 解釈の仕方を考...

2002年5月7日読了。以下、過去の日記から抜粋。 藤野氏は第122回芥川賞受賞作家である。 受賞作品『夏の約束』は当時本屋で立ち読みをした。 (芥川賞作品は短いので、本気を出せば簡単に立ち読める) 今回は表題作の中における「ボヘミアン・ラプソディー」という曲の 解釈の仕方を考察するという講演会が週末にあるそうなので。 ただし、講演会には行かないけれど。 表題作「少年と少女のポルカ」と「午後の時間割」は両方とも 世間一般の常識と呼ばれるレールから少しだけずれた若者が登場する。 同性愛者であったり、電車に乗れない病気になってしまったり。 でも、今作品を読んでいると、そもそも常識って何だという気がしてくる。 若者はナンダカンダ悩みを抱えて、その時を生き抜く。 世間はどうあれ、彼等はきちんと自己を受け入れて生きている。 そのことが潔く、気持いい。非常に現代的な小説であると思う。   人と違うってことは辛いか、テシロギとハルコは泣き笑いの顔に向かって   声を掛け、辛いのか、テシロギ、どれくらい辛い、泣きたいくらい辛いか、   それとも死にたいくらいか、と訊いた。泣き笑いの顔がさらに歪みながら   頷いたので、でも死ぬなよ、とハルコは言った。ホモぐらいで死ぬなよ、   テシロギ。               ――――――「午後の時間割」 ハルコは少し男っぽくて変わっているけれど、ノーマルな女の子である。 その彼女が恋人になるはずだった男性にゲイだと告白されて、返す言葉。 実はこの部分が特に気持よくて、好きだったりする。 普通は変に同情的になるか、逆に軽蔑するかになりがちなのに、 ハルコはスパンと一番大事な部分を言ってのけているのである。 しかも、おそらく無意識に。 テシロギがハルコとならば。。。と思ったのがよく分かる気がするなぁ。

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2009/10/04

男女の性を意識することなく、かといってそれぞれの性ならではの長所と短所を自然に描くことができるのは、やっぱり藤野千夜にしかできない。「少年と少女の日常と心情」をサラリと描いた作品。少年・少女の魅力にとりつかれてしまうかも。

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2009/10/04

文学の授業で出会ったのです。この方の作品の特徴は、登場人物がたとえ悲惨な状況にあっても悲観に暮れずあっけらかんとしている所だと思います。強いんだなと。そこが魅力です。軽いタッチでいて、実は深い事を書いているんです。

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