ニューヨーク株が大暴落する日 の商品レビュー
ちょうど12年前の本です。 バブル崩壊後の日本がなぜ立ち直れないかを解説した本です。 この本の中では、低金利政策を原因としてあげています。銀行の抱えた不良債権を少しでも処理するために、低金利によって銀行を救済していると。 このころは、日本が金融ビッグバン前だったので、日本の銀行は...
ちょうど12年前の本です。 バブル崩壊後の日本がなぜ立ち直れないかを解説した本です。 この本の中では、低金利政策を原因としてあげています。銀行の抱えた不良債権を少しでも処理するために、低金利によって銀行を救済していると。 このころは、日本が金融ビッグバン前だったので、日本の銀行は護送船団方式というのをとっていたのですね。 ただ、ビッグバン以降の銀行破たんを見るに、まだ護送船団方式の方がよかったなと。 日本の金融不安は、1996年あたりのクリントン時代に原因があるんだなと、いまさらながら思い返しました。 また、本書の中ではイギリスを中心とした「クラブオブアイルズ」というヨーロッパの王侯貴族の連合とクリントン政権の対立を描いています。 クラブオブアイルズとユダヤ人の関係がイマイチわからないので、そのへんもっと解説が欲しい所。 クリントン・クラブオブアイルズ・ユダヤ権力の、パワーゲームについてその変遷を詳しく知りたい所です。 本筋とは関係ないですが、新渡戸稲造の「代表的な日本人」を紹介しており、ちょっと興味を持ったので今度読んでみようかと思いました。 本書で紹介される石田梅岩は教科書より全然よかtった。
Posted by
本書が、これから日本に降りかかるであろう未曾有の危機への警鐘、またそれを乗り切るためのヒントとなることを願ってやまない。(著者)
Posted by
- 1