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藤原鎌足 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2014/07/12

藤原鎌足と聞くと、なんとなく武力、権力、金のイメージがあったけど、180度変わった。創作が随所にあるんだろうとは思いつつも、もう一度山川の教科書を読んで、その数ページに思いを馳せようかという気分になる。

Posted byブクログ

2013/06/15

藤原鎌足の生涯を軸に聖徳太子の葬儀(鎌足 幼少時の記憶)から始まり、鞍作との同塾生としての交流、そして蘇我一門の歴史も交えつつ葛野皇子(のちの天智天皇)との接点、上宮家の悲劇を経て、それからの大化の改新。 壮大なストーリーの中にもきちんと律令制にその後続く法制度の整えや経済の素...

藤原鎌足の生涯を軸に聖徳太子の葬儀(鎌足 幼少時の記憶)から始まり、鞍作との同塾生としての交流、そして蘇我一門の歴史も交えつつ葛野皇子(のちの天智天皇)との接点、上宮家の悲劇を経て、それからの大化の改新。 壮大なストーリーの中にもきちんと律令制にその後続く法制度の整えや経済の素となる均田法の設立、白村江での敗戦と外交面まで詳しくおさめ、日本史の教科書以上に興味深く読めた。 随所に風景写真、系図などの資料も挿入してあり、年譜も付いていたので、知的好奇心を満たすという点においては満足の内容。 ただ、解釈が様々な後からの小説などもあって、どれが正しい歴史、という呼び方はよろしくないのでしょう。 誰を中心に据えるかで、歴史小説は変わってきてしまうので、これは小説として読むのではなく、あくまで「世界の伝記 藤原鎌足」というスタンスで楽しめばいいモノです。 他の49冊、どれか読みたいと思いつつ手が出ない。

Posted byブクログ