検事調書の余白 の商品レビュー
38年間検察庁に勤め…
38年間検察庁に勤めた著者の検事生活を描いた労作。
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札幌高等検察庁の検事長を務めた著者が、38年の 長い検事生活で出会った事件をもとに、法律を論 じ、人間を語りながら、その狭間で繰り広げられ る本物の人生ドラマを鮮やかに描き出す。 著者は、元検事、退官後は参議院議員となり2期 務めた。政界引退後、2009年に死去した。...
札幌高等検察庁の検事長を務めた著者が、38年の 長い検事生活で出会った事件をもとに、法律を論 じ、人間を語りながら、その狭間で繰り広げられ る本物の人生ドラマを鮮やかに描き出す。 著者は、元検事、退官後は参議院議員となり2期 務めた。政界引退後、2009年に死去した。 本書は、1993年に単行本が出版され、1996年に加 筆のうえ文庫化された。 単行本出版時に購読したが、現在読んでも、まっ たく古びていない。 石川啄木の不起訴、護憲の神様児島惟謙など歴史 上の人物や、世情の物事などを法律家の視点から 書かれているが、なかなか面白い。法律家の著作 は、固く読みにくいものが多いが、読み易くてお すすめである。
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