地下生活者 遠灘鮫腹海岸 の商品レビュー

椎名誠(著者)

「地下生活者」一体何…

[文庫ＯＦＦ]

「地下生活者」一体何が起こったのか?と不思議に思い読み進めると結末に驚かされる。「遠灘鮫腹海岸」椎名誠に多い旅行記のような始まりだが、すこしづつ異次元空間に沈んでいく、という不思議な感覚が味わえます。

椎名誠の超常小説。一…

[文庫ＯＦＦ]

椎名誠の超常小説。一見普通の物語のように思えるが、冷静になるととてつもなくヘンテコな椎名ワールドが広がっている一冊。

何気なく乗り入れた海…

[文庫ＯＦＦ]

何気なく乗り入れた海岸で、ワゴン車が砂利を噛みながら徐々に沈みはじめた。“地下”を舞台に、妙な笑いと恐怖に満ちたシーナSFヘンテコ・ワールドの快作2編。

全体的にありえそうで…

[文庫ＯＦＦ]

全体的にありえそうで怖いなという感じがしました。でも、少し笑えるところもあったりと、お勧めです。

最初の話は地下鉄の連…

[文庫ＯＦＦ]

最初の話は地下鉄の連絡通路に数人の男女が閉じ込められたというもの。後者は何気なく乗り入れた海岸で、ワゴン車が砂利を噛みながら徐々に沈みはじめたというう話。

2013/01/05

地下に閉じ込められることへの恐れをテーマにした2作品。
といってもそこはシーナふうである。老人は「ひこひこ」笑い、「うわうわうわ」などと叫んでるうちにいつの間にか死んじゃった霊魂たちの、なんだかのんきなことよ。と言ってるあいだにも物語は妙な回転をして、いちど地上に出たはずの魂はふたたび地下へとひきつけられていくのであった。

2012/06/23

地下鉄の連絡通路に数人の男女が閉じ込められた。真の闇の中で荒廃していく肉体と精神。やがて身体から思念が離脱して・・・＜地価生活者＞
何気なく乗り入れた海岸でワゴン車が砂利を噛みながら徐々に沈み始めた＜遠灘鮫腹海岸＞　―裏表紙より。

「さすが椎名誠さん、ぶっとんでる！」というのが最初の感想。でも惹きつけられて一気読みしました。

2010/08/18

椎名誠のSF短編集。
彼の短編集は、いつもその続きを教えてほしい、なぜ、どうしてを説明してほしいと思わされる終わりなのよね。
今回もそうでした。
不思議な世界に取り残されます。

2009/10/07

椎名さんは色々なタイプの小説を書いていますが、この作品はSF小説に位置付けされると思います。
実体験がトリガーとなって書き上げた小説だということですが、とても椎名さんらしい小説だと思いました。