人間臨終図巻(3) の商品レビュー
読むのに骨が折れる本です。やっとこさ全3巻を読み終えました。 気持ちが楽になるとともに,凹みもする本です。 感想は,えっと,苦しまずに死にたいなぁ…――です(汗)。 断捨離のモチベーションを高めるのにも役立ちます。 人生は諸行無常,そして儚いということが実感できるゆえ。
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■最愛の人が死んだ日にも、人間は晩飯を食う。 書籍「人間臨終図巻(1)」(山田風太郎著・徳間書店刊・333頁) (すみません「1」がなかったので「3」に書き込みます) 毎年、恒例のように紹介してきた「○○歳で死んだ人々」。 今回の気になる一言は、 「53歳で死んだ人々」に対する、著者のコメント。 「最愛の人が死んだ日にも、人間は晩飯を食う」 そうなんだよ、人間ってそういう面が多々あるよなぁ、と 慌ててメモをした。 悲しくて悲しくて、食べ物も喉に通らない、なんて光景や 泣きつかれて目が腫れている親族も、あまり目にすることがない。 「人間の死」って何だろうな、と考えさせられたフレーズである。 さて、恒例の他界した偉人であるが、 昨年の私の年齢、53歳で他界した偉人は 諸葛孔明、道元、足利尊氏、喜多川歌麿、為永春水、緒方洪庵、 佐久間象山、チャイコフスキー、ベーブ・ルース、グレース・ケリー、 有吉佐和子。 そして、今年の私の年齢、54歳で他界した偉人は 太田道灌、足利義政、デカルト、中江兆民、ラフカディオ・ハーン、 レーニン、鈴木三重吉、近衛文麿、ヴィヴィアン・リー。 そうそう「54歳で死んだ人々」に対する、著者のコメントは、 死の1秒前の生者「おれを忘れるな、忘れてくれるな!」 死の1秒後の死者「おれを忘れろ、忘れてくれ!」 これまた、なるほどなぁ。(汗)
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「いまわのきわ」ばかりを羅列したちょっと意地の悪い図巻。人生の参考になどもちろんなるものではありません。けど素晴らしいよ。
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