西郷隆盛 の商品レビュー
悲劇的な最後を迎える…
悲劇的な最後を迎えるまでの西郷の心理的変化を、著者独自の視点から考察しています。小説のようなテンポはありませんが、コンパクトにまとめられています。
文庫OFF
表紙(蓬田やすひろ 画)のインパクトが強く購入。内容は西郷隆盛 の通史を「情」と「死の願望」から整理。 著者は 勝海舟の著作も多く、勝海舟と西郷隆盛の親好の記述を期待したが、記述は少なかった 著者の西郷像は 江藤淳や内村鑑三の西郷像(英雄性、国家観)より 引き下げられている ...
表紙(蓬田やすひろ 画)のインパクトが強く購入。内容は西郷隆盛 の通史を「情」と「死の願望」から整理。 著者は 勝海舟の著作も多く、勝海舟と西郷隆盛の親好の記述を期待したが、記述は少なかった 著者の西郷像は 江藤淳や内村鑑三の西郷像(英雄性、国家観)より 引き下げられている *西郷は 情にもろいため、情で滅んだ *西南戦争は 西郷と大久保の私闘にすぎない 本筋以外で面白かった点 *江戸時代の豪商が先祖伝来の のれん を持ちこたえたのは 養子制度を取り入れたから *河井継之助の「地下百尺の心」 人間は いったん死んで地下百尺のところに埋められてから 現生を観察しないと 本当の仕事はできない→西郷隆盛は 心中や島流しから 地下百尺の心に至った
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