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精神科医が明かす生と死 心の深層 の商品レビュー

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2013/05/13

小田晋氏が亡くなった(2013/5/11没)という報道があった。 丁度、小田晋著のこの本を読んでいたので、驚いた。 同時に、彼が楽しみ?にしていたはずの死への旅立ちの過程はどうだったのだろうかと思いを馳せた。 彼の本はいつくか読んだが、文章と内容は、私には大変読みやすかった。...

小田晋氏が亡くなった(2013/5/11没)という報道があった。 丁度、小田晋著のこの本を読んでいたので、驚いた。 同時に、彼が楽しみ?にしていたはずの死への旅立ちの過程はどうだったのだろうかと思いを馳せた。 彼の本はいつくか読んだが、文章と内容は、私には大変読みやすかった。 記述も論理的かつ具体的。だが、けしてクールになりすぎず、「人生の機微(きび)」を感じさせる文章は、彼の心情の優しさを示していた。 人気TV番組「たかじん」で田島陽子氏とのやり取りなど話題になったこともあったようだが、真面目な顔をしてぶっちゃけコメントをするようなところ私の好きな樹木 希林とも共通したものがある。 面白かったところ *死が近づくと誰でも期待と準備をする。ところが、死期が延びると、意思も家族もある種の欲求不満を感じて腹を立てたりすることがある。つまり、ひとたび死のプロセスが始まったらその進行は早すぎても遅すぎてもいけないのだ・・・

Posted byブクログ