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我語りて世界あり の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/08/26

正直なところ内容について理解している気がしない。それでも綴られる言葉から喚起されるイメージが強く、ワクワクさせてくれる。満足。

Posted byブクログ

2020/01/21

 文庫版へのあとがきで作者が書いているように「なんとも奇妙な小説ですが」でありマニア向けの分かりにくい時の神林である

Posted byブクログ

2013/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

すべての人間がネットワーク化され、あらゆる感覚を共有する時、「個」は消滅する。しかし、その一方で感覚や意識が電子化された時に、それらは人間としての個体の消滅以降も残り続ける。共感覚の世界に反抗する3人と、ネットの中に潜む「わたし」の双方向から「個」とは何かを問いかけた試み。しかし、世界形成の方法が理屈っぽ過ぎるために、神林ワールドの震えるような感動からはやや遠いのは残念だ。

Posted byブクログ

2012/08/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 人類がオーバーカムといったシステムによって情報を共有化した世界。それぞれの人間が同じ情報を持つことによって、人間の『個性』は潰え、『自分』は存在しなくなった。そんな世界の中で生まれた「わたし」という存在が三人の人間を利用して、自身の個性を得る為にMISPANというプログラムを得ようする物語。  MISPANやオーバーカムといった神林長平独特の硬質なSF世界観が素晴らしいです。物語は短編形式で進んできますが、基本的には「わたし」と三人の人間を中心に書かれています。やや人物の感情が希薄に感じますが、本書の本質には問題なく、むしろ独特な世界観を際立たせているようにも感じます。

Posted byブクログ

2010/10/09

これはラスト一行につきます。 最後にわたしに与えられる「名前」。 初期の神林作品はテーマが一貫しているから順番はどうでもいいけど、一気読みした方がいいかなと思った。

Posted byブクログ

2010/01/31

この本は自分がよく通うブログの人が読んでいたのをきっかけに購入しました。「遙かなる戦利品」「月下に迷う」「電子素子たちの宴会」「招魔効果」「魔が差した街」「共感崩壊」の6本を収めた短編集。読んでいてゾクゾクしてきました。

Posted byブクログ