鳩を飛ばす日 の商品レビュー
僕は四年生、和菓子屋の一人っ子。 ある日、従妹のみつ子がうちの子になるという。 妹なんかいらないのに──。 昭和を思い出させてくれる本。 東京タワーに行列ができていた頃。 NTTがまだ電電公社だった頃。 聡とみつ子がゆっくりと成長していく姿が印象的だった。 みつ子が段々と聡の...
僕は四年生、和菓子屋の一人っ子。 ある日、従妹のみつ子がうちの子になるという。 妹なんかいらないのに──。 昭和を思い出させてくれる本。 東京タワーに行列ができていた頃。 NTTがまだ電電公社だった頃。 聡とみつ子がゆっくりと成長していく姿が印象的だった。 みつ子が段々と聡の家に馴染んでいく過程が 喜ばしくもあり、悲しくもあり。 登場人物一人一人の気持ちがなんとなく分かった。 相手のことを思っているようで 実は自分のことしか考えていなかったり 実はエゴだったり。 「人間なんて、つまらんもんだな。」
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