山でクマに会う方法 の商品レビュー
古書店でワゴン110円本 秋田県フリーのクマ研究者によるツキノワグマについて。 食餌や生態、季節による行動などからクマを追う方法。 色々な実例など。 1996年の著書なので、今とは少々違う事情も増えているが 写真や図が多く、 読み応えもあって面白かった。
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北海道で山に登るんなら、クマに関する知識も仕入れておかなきゃね-、などと言いつつ買って開いてみたら、いの一番に「ヒグマについてはほとんど扱っていない」と書いてあるではないか…ガッカリ。それもそのはず、ツキノワグマの研究者さんが書いた本なのである。 まあ気を取り直して読んでみる。...
北海道で山に登るんなら、クマに関する知識も仕入れておかなきゃね-、などと言いつつ買って開いてみたら、いの一番に「ヒグマについてはほとんど扱っていない」と書いてあるではないか…ガッカリ。それもそのはず、ツキノワグマの研究者さんが書いた本なのである。 まあ気を取り直して読んでみる。普通なら「会わない方法」になるだろうが、研究者なら会わないわけには行かない。文字通り、いつ、どこで、いかようにしたらクマに会えるか?という本なのであった。ひるがえって、会いたくない人はその裏返しを実践すればいいことになる。 さて、クマに出会ってしまったらどうするか。まず怯まない。少し距離があるようなら、相手に声をかえて人間がいることを知らせる。じっと相手の目をみつめ、ゆっくりと後ずさりする。時々相手が逃げ出す隙を作ってやる。もし襲われたら、ヘタに抵抗するよりは首を手で押さえ、うつぶせになる。なお、クマは足が速いし(一説には100mを7秒で走る能力があるという)、木登りもできる。 このほか、木に登っては夢中になって木の実を食べあさるとか、越冬のためにとんでもなく狭い木のウロに入り込んだりするとか、記述されたクマの生態は微笑ましくさえある。 正しいつきあい方を知って、共存共栄を図りたいものである。
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クマ棚=木の上に食べ終わった枝を自分のお尻の下に敷いた跡。 クマなどイタチ科、クマ科の多くは着床遅延がある。十分な栄養がないと妊娠しない。 クマは犬と同じ。収穫が優れいている。 クマは冬眠というより、冬ごもり。暖かいと短い。2ヶ月~半年近く。 コグマは300グラムから150キロに...
クマ棚=木の上に食べ終わった枝を自分のお尻の下に敷いた跡。 クマなどイタチ科、クマ科の多くは着床遅延がある。十分な栄養がないと妊娠しない。 クマは犬と同じ。収穫が優れいている。 クマは冬眠というより、冬ごもり。暖かいと短い。2ヶ月~半年近く。 コグマは300グラムから150キロに育つ。 子グマを連れた母グマは危険。 クマノイ。 クマは雄が強大なので、乱婚。交尾によって排卵が誘発され、受精して発情が止まるまで交尾する。 クマは同じ場所にいる。平均40平方キロ。 黎明薄暮型。4~7時頃と5~9時頃に活動。 クマはカモシカは追えない。 クマよりもスズメバチのほうが怖い。 スズメバチ撃退スプレー、抗ヒスタミン剤、副腎皮質入り軟膏と飲み薬。 6月前後があぶない。 草原は、闘争によって防御、になりやすい。 死んだふりは、おとなしくしていることに価値がある。 地面に伏せて両手で首(頸動脈)をガードする。 クマは死体を食べる。 熊による死亡は年間ひとり。スズメバチは40人以上。 火は怖がらない。 食物をぶら下げる。 中国地方のクマが危ない。 九州は戦前から絶滅。四国も絶滅寸前。 クマ、イノシシ、鹿、猿の4重苦。
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関東圏に住む自分にとって、熊とはツキノワグマであり、この本はそのツキノワグマの生態について書かれている。 一年を通しての熊の行動はとても参考になる。一つ一つのトピックは短いものの手軽に概要を知ることができた。もういっぽ踏み込んで知りたければ巻末の推薦図書を読むのがいいのだろう。
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クマに会う方法を、クマおいの専門家(秋田太平山がフィールド)が伝授先日も、山野井さんという超一流の登山家がクマに出会ってしまいましたが、この本を読んでおけば、その対処方法がわかります。登山でクマに出会いたい人も出会いたくない人もきっと役立つ本です。まだ、いちどもであったことはあり...
クマに会う方法を、クマおいの専門家(秋田太平山がフィールド)が伝授先日も、山野井さんという超一流の登山家がクマに出会ってしまいましたが、この本を読んでおけば、その対処方法がわかります。登山でクマに出会いたい人も出会いたくない人もきっと役立つ本です。まだ、いちどもであったことはありませんが、遠くにみえる程度ならばいいかな!と思います。
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