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ルーマン、学問と自身を語る の商品レビュー

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2013/04/16

ルーマンへのインタビュー、退官記念講演、「構成としての認識」と題された講義の邦訳。ルーマン理論を知るためというよりも、ルーマンの伝記的要素や、同時代の出来事についてルーマンがいかなる意見を持っていたかを知るために、また、しばしば浴びせられる「保守的」という非難にルーマンがクールに...

ルーマンへのインタビュー、退官記念講演、「構成としての認識」と題された講義の邦訳。ルーマン理論を知るためというよりも、ルーマンの伝記的要素や、同時代の出来事についてルーマンがいかなる意見を持っていたかを知るために、また、しばしば浴びせられる「保守的」という非難にルーマンがクールに回答する様子を見るために役に立つ本。ただし、ルーマン理論のエッセンスがどこにあるのか、またルーマン自身が自身の取り組みにどのような問題点を見ていたかを知るうえでは、インタビューの邦訳は有用だと思われる。

Posted byブクログ