死して咲く花、実のある夢 の商品レビュー
死とは?意識とは?人…
死とは?意識とは?人間とは・・・神林氏のいつものテーマです。生きているとは、死んでいるとはどういうことなのか。「納得して生きろ」相変わらずいい言葉!考えさせられますよ。粗筋:三名の首都圏情報防衛軍団兵士は行方不明になった猫探しの任務を受ける。その猫は脳に貴重な情報が入力された人類...
死とは?意識とは?人間とは・・・神林氏のいつものテーマです。生きているとは、死んでいるとはどういうことなのか。「納得して生きろ」相変わらずいい言葉!考えさせられますよ。粗筋:三名の首都圏情報防衛軍団兵士は行方不明になった猫探しの任務を受ける。その猫は脳に貴重な情報が入力された人類の存亡を決する猫だった。しかし三名はコンタクトしようとして失敗し、クジラが空を泳ぎ産業廃棄物の下には過去の街があるという奇妙な世界へ・・・。真剣に考えながら読むと堺が解らなくなって難しい感じがするけど、3人の個性的なズレた会話に笑
文庫OFF
SF。死後の世界。仮想現実。 独特の雰囲気が漂う幻想小説。 登場人物の会話が、どこか緩くて癖になる。 ストーリー的には面白さがよく分からず。
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これは面白い 最初と最後は特にいい 解説の「世界はそこにそう見えるようにあるわけではない」 は同感です
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39:これぞ神林文学! と夢中になって読みました。でも難しい……(笑)。 ちゃんとした死、という概念は「ラーゼフォン」のノベライズに通じるものがあるし、チャネリング・ヘッドは「Uの世界」や「小指の先の天使」その他各作品に通じるし。こうして見ると、神林先生のテーマとそのアレンジ力っ...
39:これぞ神林文学! と夢中になって読みました。でも難しい……(笑)。 ちゃんとした死、という概念は「ラーゼフォン」のノベライズに通じるものがあるし、チャネリング・ヘッドは「Uの世界」や「小指の先の天使」その他各作品に通じるし。こうして見ると、神林先生のテーマとそのアレンジ力ってすごいですよね。(今更) とはいえ、内容を理解できたかと言われると、たぶんあと三回くらい読まないと無理、としか……。
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すごく不思議ででも泣きたくなるくらい綺麗な世界にひたーっとひたれる作品。この不条理差は絵本的世界観に近いのかも。たむらしげるさんにクジラ書いてもらいたい(笑) 最後の終わり方が好き。
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死んでると生きてるの間?ばっちり神林流哲学SFなんだけど、情報軍の3人がそれぞれすごくいいキャラで、難解でもどんどん読めてしまった。おもしろかった、そして再読必須。
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猫特集の資料として読んでいたけれども、純粋に面白く読めた。SFとは少し定義が違う気がするけれども、モチーフがSFなのでそれはそれでいいのかな。仮想世界と死の違い、人間の意識は死んでも存在するのか、など色々考えさせられた。三人の掛け合いがクスクス笑えたり、ニヤッとしたり出来てよかっ...
猫特集の資料として読んでいたけれども、純粋に面白く読めた。SFとは少し定義が違う気がするけれども、モチーフがSFなのでそれはそれでいいのかな。仮想世界と死の違い、人間の意識は死んでも存在するのか、など色々考えさせられた。三人の掛け合いがクスクス笑えたり、ニヤッとしたり出来てよかった。
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フムン。久しぶりの神林だけど、相変わらずはずれのない作家だよなぁ。はずれになる理由があるとするならハヤカワのサイズがでかくなったぐらい。早く戻せ馬鹿。で、感想。おもしれぇ。月並みな表現だが本当に面白い。何がってまず、突如「ここは死後の世界」とかなる。異次元とかじゃない。そして、死...
フムン。久しぶりの神林だけど、相変わらずはずれのない作家だよなぁ。はずれになる理由があるとするならハヤカワのサイズがでかくなったぐらい。早く戻せ馬鹿。で、感想。おもしれぇ。月並みな表現だが本当に面白い。何がってまず、突如「ここは死後の世界」とかなる。異次元とかじゃない。そして、死とは何か、意識とは何かの解釈。この解釈が本書の鍵となる。この人だいたい意識とは?世界は本当に見えたとおりなのか?って題材だけど毎回解釈が違ったり視点が違う本を書いてる。すごいと思う。こんだけ数を出してるのに解釈をほぼ毎回異なってるのだ。 雪風、海賊シリーズに次ぐ面白さ。神林全開。
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「納得して、生きろ。疑ってはいけない。自分を信じろ」 降旗少尉以下、知念軍曹、大黒一等情報士の3名は空を飛んでいたクジラ(ハンドキャノンで撃ってみた。肉の塊をゲットした!)のステーキを食いながら現状の打開策を模索していた。 彼等首都圏情報防衛軍団兵士が遂行する任務は、首相の行方...
「納得して、生きろ。疑ってはいけない。自分を信じろ」 降旗少尉以下、知念軍曹、大黒一等情報士の3名は空を飛んでいたクジラ(ハンドキャノンで撃ってみた。肉の塊をゲットした!)のステーキを食いながら現状の打開策を模索していた。 彼等首都圏情報防衛軍団兵士が遂行する任務は、首相の行方不明になった愛猫“オットー”を捜し出すこと。 作戦名は「マタタビ作戦」。 たかが猫、しかしオットーは、脳に貴重な情報が入力された、全人類の未来を決する猫だった。 何とか目標を発見したものの、コンタクトを試みて失敗。本部との通信は不能となった。 現在地不明のここは、すでに死後の世界なのか? その辺に醤油は落ちてないか?! 生を願うか、死を選ぶか。 意識とは? 現実とは? 世界とは? を論理的に、ユーモラスに描いたSF小説。
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「納得して、生きろ。疑ってはいけない。干渉があるだろうが、まどわされてはいけない。自分を信じろ。いいな?」
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