敬語再入門 の商品レビュー
敬語について知りたい身につけたいと思っている人がまず初めに読むべき本だ。本文にもある通り、本書を通読することで敬語についての体系的な知識がつき、それを踏まえての実践的な運用の方法まで習得できる。 著者には、講談社学術文庫から出ている『敬語』という本もあるが、それは日本語研究・...
敬語について知りたい身につけたいと思っている人がまず初めに読むべき本だ。本文にもある通り、本書を通読することで敬語についての体系的な知識がつき、それを踏まえての実践的な運用の方法まで習得できる。 著者には、講談社学術文庫から出ている『敬語』という本もあるが、それは日本語研究・文法書のようなものであり、言語学などに相当興味がある人以外は手を出さない方がいい。私自身は、本書『敬語再入門』より先に『敬語』の方を読んでしまい、痛い目にあった。
Posted by
謙譲語に二種類ある(謙譲語Aと謙譲語B)という理論展開の中で敬語を体系化する考えは筋が通っていて無理なく説明が出来る。また、普段の生活でのマニュアル的な使用法や美化語、丁重語などの考え方を提示していて興味深い。
Posted by
私が中高生のころ、「敬語は『尊敬・謙譲・丁寧』の三つ」と教えられました。 ですが、最近は謙譲を『謙譲語A』『謙譲語B』に分けて教えています。 この違いを学ぶ機会がなかったので、 再び敬語を見返すことが出来てよかったと思います。 また、『敬語の人称暗示性』は興味深く感じました...
私が中高生のころ、「敬語は『尊敬・謙譲・丁寧』の三つ」と教えられました。 ですが、最近は謙譲を『謙譲語A』『謙譲語B』に分けて教えています。 この違いを学ぶ機会がなかったので、 再び敬語を見返すことが出来てよかったと思います。 また、『敬語の人称暗示性』は興味深く感じました。 敬語表現は「主語を見て敬語を選ぶ」という印象を持っていましたが、 「敬語を見て主語(ゼロ)を浮かべる」というのは確かに日本語らしい。 それから『二重敬語』や『ご苦労様/お疲れ様』『身内の範囲』について。 これらはよく批判されていますが、 実際は必ずしも批判されるものとは限らないようです。 その点で、「敬語には自信アリ」と言い放ち、 若者の敬語のあらさがしをしている方にもお薦めです。 「間違っている」と思ったのに実は適切でした、では格好悪いですから。
Posted by
難しい内容ですが、 頑張って読み終わりました。 まだよく分りませんので、 近いうちに再チャレンジします...
Posted by
- 1