石川啄木と朝日新聞 の商品レビュー
石川啄木と夏目漱石は朝日新聞時代どういう関係だったのか?そもそも啄木が入社した経緯とは…? ☁☁☁☁ ・啄木は朝日新聞の人に直接手紙を送り直談判していた! ・返事より先に担当者が来て、二分で面接合格となった!(マンガみたい) ・啄木はよほど嬉しかったのか、天ぷらをさかなにして飲ん...
石川啄木と夏目漱石は朝日新聞時代どういう関係だったのか?そもそも啄木が入社した経緯とは…? ☁☁☁☁ ・啄木は朝日新聞の人に直接手紙を送り直談判していた! ・返事より先に担当者が来て、二分で面接合格となった!(マンガみたい) ・啄木はよほど嬉しかったのか、天ぷらをさかなにして飲んだという。しかしそのお金は「金田一のフロックコートを質にいれた二十一円」であった!p30 っておーい。 ☁☁☁☁ 肝心の漱石先生はというと…。先生なんと「出社しない社員」p37であった!!!ガーン…Σ( ̄◯ ̄)!! まあ、たしかに、作家ですからね…。啄木との交流は少なかったのかも。 か、かろうじて見つけた一文。 「啄木の入社後、漱石は彼の才能を認め校正係にしては惜しい、ともらしていた。」p195 そのほか ・金田一さん、あんたどんだけ人がいいの?!というエピソード多数。 ・啄木が病気で休んでいた間も月給は「毎月届けられた」p71(朝日新聞さん太っ腹) 啄木が借金まみれだったのは有名な話ですが、逆にこれだけ借金できるのもまた人徳なのかもしれません。 漱石先生が『時代閉塞の現状』を読んだかは結局わかりませんでした。(おそらく読んでないと思います!) 読んだかもしれない、そしてそれが『こころ』という作品につながったのかも… という妄想をするだけでも楽しいとても貴重な資料でした。
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