にじのはなさかせよう！ の商品レビュー

ロイス・エイラト(著者),ふじさきなおこ(訳者)

2016/03/11

[墨田区図書館]

図書館の「春」コーナーに出ていた一冊。やはり春というと、花に関する本が多く、先日探しても見つからなかった「クロッカス」がこの本に載っていたので借りてみた。

ちょうど1年生はこの時期、夏には朝顔を植えていた鉢で、今はクロッカスとチューリップを育てている。チューリップは定番だが、クロッカスはというと、私でも正直形が思いつかない花。植木鉢からツンツン出ている細くてわさわさした葉は見てとれても花はもう少し立たないと目にできず、わからない…。

先日「クロッカス」をキーワードに検索した時には、「ワニのクロッカス」くらいしかヒットせず、他はお堅い形式の花図鑑とかのみ、というありさまだったけど、この本では花の色で分類して虹の七色の色ごとに沢山の花を紹介していく作り。本の途中では、ややしかけ絵的な要素があり、赤～紫までの紹介ページは、それぞれ各色をページ端に配して段々にそのページ長を変えることで、もっとも短い赤のページからもっとも長い紫のページまでの端の色で虹色(並び)が出現する、幼児が喜びそうな作り。ページに穴などは空いていないけれど、あの「はらぺこアオムシ」の一週間のような作りだ。

そしてお目当てのクロッカスは「紫」のページにあった。色が紫一色だったことも分かっていなかったので勉強にもなって良かった。ただ肝心の息子は既に紫だということを学校で写真でも見せられたのか、知っていたようだったけれど。その隣に紹介されている「フロッカス」は名前も知らなかったから更なる学習。少し紫陽花チックな花なのかな？今度は図鑑でフロッカスを探してみよう。