好色屋西鶴(第2部) の商品レビュー
第2部。これで完結です。 何と第2部では女だけでなく男にも手を出してしまいました。笑 描写がかなり具体的なので、エロいのはエロいですが、具体的すぎてちょっと冷静になってしまう場面も。 そしてエロいだけで終わらない感じも良かったですね。特に最後のところで開き直ってしゃべりまくるとこ...
第2部。これで完結です。 何と第2部では女だけでなく男にも手を出してしまいました。笑 描写がかなり具体的なので、エロいのはエロいですが、具体的すぎてちょっと冷静になってしまう場面も。 そしてエロいだけで終わらない感じも良かったですね。特に最後のところで開き直ってしゃべりまくるところとか、痛快でした。(しかしこれは天才にしか理解できない世界ですね。所詮私は凡人か。) 草子書きまくる西鶴と小説書きまくる筆者がちょっと重なりました。
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1995年有楽出版発行の単行本。上巻は話の道筋が読めるような気がしたが、下巻はさっぱり話の道筋が読めない。しかし、夢の中で他者からなんらかの刺激を受ける場面、抜け出した後の一種虚脱した場面というのは、この作者にはよくあるパターンのような気がする。松尾芭蕉と井原西鶴が同時代人という...
1995年有楽出版発行の単行本。上巻は話の道筋が読めるような気がしたが、下巻はさっぱり話の道筋が読めない。しかし、夢の中で他者からなんらかの刺激を受ける場面、抜け出した後の一種虚脱した場面というのは、この作者にはよくあるパターンのような気がする。松尾芭蕉と井原西鶴が同時代人というイメージがなく、西鶴が元禄文化の代表的小説家なのに対して松尾芭蕉は少し前という感じで、元禄文化というイメージがなかった。実際は芭蕉は元禄文化の代表的俳人。中学の日本史で出てきたはずなんですが。 ついでに調べたので代表的江戸時代俳人についてのメモ。元禄文化-松尾芭蕉。宝暦・天明文化-与謝蕪村。化政文化-小林一茶。小林一茶でこの3人の中で最後の人なんですねぇ。そのイメージないです。
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実業之日本社から刊行された,週刊実話に連載の小説。 元禄初の流行作家である西鶴を,栗本薫視点で書いたもの。 「主人公西鶴の心理」を書き表していることがあとがきにある。 あとがきに連載のイラストを書かれた若菜等との対談の話がある。 冊子体になった際には削られたのであろうか。
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