新「超」怖い話(5) の商品レビュー
勁文社から発刊された『新「超」怖い話』シリーズ第4弾。 1995年作品。 執筆者は、樋口明雄氏、加藤一氏、デルモンテ平山(平山夢明)氏。 今作では、テーマ別に分類された章立てではなく、執筆者別に分類された章立てになっています。 順番に、「Aの章」、「Hの章」、「Dの章」となっ...
勁文社から発刊された『新「超」怖い話』シリーズ第4弾。 1995年作品。 執筆者は、樋口明雄氏、加藤一氏、デルモンテ平山(平山夢明)氏。 今作では、テーマ別に分類された章立てではなく、執筆者別に分類された章立てになっています。 順番に、「Aの章」、「Hの章」、「Dの章」となっていて、何となく、AとHがオープニング・アクトで、Dがヘッドライナー、という感じの並びではありますね。 実際に、「Dの章」がやはり秀逸で、感動的な体験談がいくつもあります。 彼氏と仲違いをした保育士と不思議な0歳児と出会う体験談「未満児」、生命線が恐ろしく短い彼氏のために尽力する彼女の体験談「手相」、飼っているオウムに霊が降りるという体験談「オウム」の三編は、切れ味鋭いオチに感動させられました。この三編、ショートショートとしても名作じゃないでしょうか。 今回、不思議な話ばかりでタイトルのような怖さは無いのかと思っていたら、ラストに恐ろしくも不思議な体験談がありました。新築であるにも関わらず、住んでいる家族に次々と災難がふりかかるという「新築」。最後に謎が解けてからの怖さが素晴らしい体験談でした。
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夢さんパートに入ると、俄然、怖くなって来た!と思いきや「なめくじ」「手相」で大笑い。夢さん初のあとがきも面白い!
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【目次】 まえがき Aの章 山門話ふたつ/クトゥルーの死者/例の本/瞬間移動男/ゆう子ちゃん/電線上の花嫁/時をかける私/ずぶぬれ女/牛乳屋のおばちゃん/中村です/最後のあいさつ/怪奇トンネル/幽体離脱/テレポート/草原の輝き Hの章 コミケ雲/当たり前だと思っていた...
【目次】 まえがき Aの章 山門話ふたつ/クトゥルーの死者/例の本/瞬間移動男/ゆう子ちゃん/電線上の花嫁/時をかける私/ずぶぬれ女/牛乳屋のおばちゃん/中村です/最後のあいさつ/怪奇トンネル/幽体離脱/テレポート/草原の輝き Hの章 コミケ雲/当たり前だと思っていたこと/霊に強姦される話/帰り道の男/パスケースの帰巣本能/お母さんの話/実家がお化け屋敷/「超」怖い話の祟り Dの章 ガリバーになった女の子/未満児/泥棒/人形のこと(その一)/人形のこと(その二)/こっくりさん/病院二態/なめくじ/手相/足/パート/顔/オウム/写真のこと,カメラのこと/劇場/ベトナム・チーム/チェック/新築 あとがき
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