ファイナル・ゼロ の商品レビュー
チャンも、ラインダー…
チャンも、ラインダースも、すべての戦友たちも、もはやいない。南米コカイン帝国とのたった一人の戦争に、ジークは今、飛び立った。ゼロ・シリーズ完結編。
文庫OFF
シリーズ第四弾。ゼロ・シリーズ感動の最終話との触れこみだが、、、ネオ・ゼロはあっさり破壊され、最後にジークが乗ったのは何十年も放置されていたセイバー。なんか違う気がする。バーンズは生き残って、あのチャンが死んじゃうとは悲しい。
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ハードボイルドなポリティカル・サスペンスとしても上質で、 エンターテイメントな部分で満足させてくれる。 こういう作品って、日本人作家では珍しいんじゃないだろうか? 福井晴敏が出てくるはるか前のことだし。 さて、ゼロ・シリーズの最終章は、南米が舞台。 ペルーの麻薬帝国の麻薬集積地攻撃作戦をバーンズが立案・直接指揮をする。 使用する機体は、ネオ・ゼロ。パイロットは那須野治郎。 今回は、航続距離が長くなり、しかも、空中給油も受けられないため ネオ・ゼロをエクアドルへ密輸し、ジークたちも密入国する。 ネオ・ゼロを破壊されてしまう。 協力者の父親が保管していたF86Fセイバーを男たちは、ただ一度飛べるようにする。 ジークは、セイバーを駆る。 立ちはだかるのは、スホーイ27。パイロットは宿敵スメルジャコフ! F4EJファントム、ネオゼロ、XFV14スーパーゼロ、そしてF86Fセイバー。 そもそもがネオゼロから始まった作品の乗機が、 ファントムで始まり、セイバーで終わるってのはどうなんだろうか? この乗機の移り変わりだけで、作者の性格が分かるような気もする。 死の間際、ジークの姿にパイロットにSMESは必要がないと結論付けた開発者。 マシンよりも結局、男の話。そういうことなんだろう。
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そしてゼロシリーズ最終作。 ここに至って、ジークはゼロに乗ることすら叶わない。そりゃないよ(笑)。しかもジークが戦闘機に乗っているシーンなど、物語最後のわずかな部分だけ。 そんなこともあり、戦闘機サスペンス、というよりは国際サスペンスに仕上がっているし、さらにいえば鳴海章のその後...
そしてゼロシリーズ最終作。 ここに至って、ジークはゼロに乗ることすら叶わない。そりゃないよ(笑)。しかもジークが戦闘機に乗っているシーンなど、物語最後のわずかな部分だけ。 そんなこともあり、戦闘機サスペンス、というよりは国際サスペンスに仕上がっているし、さらにいえば鳴海章のその後の作品につながる、人生の再生物語といった色が濃い。 今までジークを散々罠にかけてきたバーンズ将軍が、軍を退任してからどう生きていくかが主題になっているように思えてならない。将軍がこれからの人生を生きていくにあたり、ジークとゼロに対してどう決別するか、ジークが選択する人生との対比が、実に鮮やかだ。
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ゼロ・シリーズ第4部、最終章 今度はペルーにある麻薬製造所を壊滅させる。 回想シーンも多く入り、、 ジークはなかなか死なない男なのか?
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