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続々丹沢夜話(続々) の商品レビュー

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2023/02/25

80歳になった著者=天狗さんは、ドクターストップで山登りは禁じられたが、許される標高差の範囲で楽しんでいる。 籠坂峠から三国山あたりの「丹沢の尻尾」あたりに見つけたブナを「天狗ブナ」と名づけて愛でたり。 そのほかに、昭和20年代や30年代に栄光学園山岳部を率いて丹沢を歩き回った...

80歳になった著者=天狗さんは、ドクターストップで山登りは禁じられたが、許される標高差の範囲で楽しんでいる。 籠坂峠から三国山あたりの「丹沢の尻尾」あたりに見つけたブナを「天狗ブナ」と名づけて愛でたり。 そのほかに、昭和20年代や30年代に栄光学園山岳部を率いて丹沢を歩き回った思い出なども書いていて、やっぱり昔話が抜群に面白い。 こうして著者の3部作は完結したが、全体として麗しい話がほとんどである。 それについて「あとがき」でこう書いている。 ーーーーーーーーーー 「病人を見舞いに行った時は、病気のことを話してはいけない」と、入院した時に身に沁みて感じました。丹沢は病気です! ですから、その美しいこと、その魅力、その剛健さを語りかけ、その山と谷で見た木と花を賛美して、体と心にいただいた恩恵を感謝しながら、ことばで表せない丹沢を愛する心を知らせること、これこそ丹沢夜話を語り続けた動機でした。 ーーーーーーーーーー 丹沢の自然保護と丹沢の病気回復を願っていた天狗さんの1995年の思いは、叶っているだろうか。

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2009/10/04

穏やかで紳士的な文章。 そして時々のユーモア。 何よりも自然や人に対しての愛情の深さ。 思わず心が温まりながら、時々はにやにやしながら、そして山の風景を想像しながら、うっとりゆっくりと楽しく読んでいました。 今、丹沢は病んでいます。 郷土の山が復活するよう、私も考えないといけな...

穏やかで紳士的な文章。 そして時々のユーモア。 何よりも自然や人に対しての愛情の深さ。 思わず心が温まりながら、時々はにやにやしながら、そして山の風景を想像しながら、うっとりゆっくりと楽しく読んでいました。 今、丹沢は病んでいます。 郷土の山が復活するよう、私も考えないといけないなあと思いました。

Posted byブクログ