人類を創成した宇宙人 の商品レビュー

ゼカリアシッチン(著者),竹内慧(訳者)

2020/08/06

ハワード＆コニー・メンジャーで紹介されていた書籍。
聖書や他の宗教にある書物、シュメール文明など古代文明の書物、ピラミッドなど古代遺跡や出土品などに掘られた文字、ギリシャ神話などの内容、などなどから読み取った内容をもとに、著者が独自に、人間は宇宙人や神と接点があったということを推測した内容。
12の惑星や星座が描かれた石碑や書物、ロケットのような絵柄、宇宙服やゴーグルを身につけた絵柄などなど、古代に超技術は存在していたことや、神話などの内容から、古代に神と人との繋がりがあったということを推測している。
ただ、考古学や宗教、神話といった内容を基に語られるので興味がない自分にとっては苦痛で流し見で終わった。
当初は、地球外生命体からの知識などを読めると思っていたがそういう内容ではない。世界ふしぎ発見！で扱われそうな内容を学術的に示した内容。

2019/05/16

珍しくアゼルバイジャン人の著者によるベストセラー。古代オリエントの言語について幅広い知識を持たれていた模様。基本的にはシュメールやアッカド、アッシリア、ヒッタイトといった古代王国の碑文から、独特な解釈をした神話紹介の体をなしており、突拍子もない宇宙論や人類の起源を提供しているが、シュメール文明の魅力に取り憑かれた結果であろう。
農耕発祥や文明発祥の地として最初期にありながら高い技術力をもったシュメール文明は重要であり、かつ魅力的でもある。エジプト文明、旧約聖書、ギリシア神話などなど、すべてはシュメール文明の神話や叙事詩がオリジナルになっているのは間違いなく、比較した内容は面白い。
近代まで古代エジプト文明が最古だと考えられていた背景もあって、メソポタミア文明の発掘は当時、大変衝撃的だったと想像できる

2011/04/23

題名とはかけ離れている内容。シュメール語の解釈から過去の隠されている人類の歴史を読み解いてる異色の内容の本。マルデック、二ビル、ティアマットなど神智学で触れられている惑星に関して独自の解釈を与えているのが印象に残った。