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続 間違いだらけの物理概念(続) の商品レビュー

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2012/01/15

これも、学生時代に買ってもう一度読み直してみた。20世紀の物理学における二大変革はやはり相対論と量子力学であろう。本書は量子力学の観測と実在に関わる問題に紙面が多く割かれている。また、当時は面白いと思われた結果でも、以降に再現性がなくリジェクトされた内容も載っている。ニュートリノ...

これも、学生時代に買ってもう一度読み直してみた。20世紀の物理学における二大変革はやはり相対論と量子力学であろう。本書は量子力学の観測と実在に関わる問題に紙面が多く割かれている。また、当時は面白いと思われた結果でも、以降に再現性がなくリジェクトされた内容も載っている。ニュートリノの速度は再現性があるようなので、今後の興味深い話題になりそうだ。 量子力学の古典論と異なる概念については、哲学的な話まで出ているようだが、古典物理に親しんでいる自分も常識と反するような事例があり、衝撃的だった覚えがある。 本書の別の話題で印象に残ったのが、磁力線の運動についてである。プラズマ物理などでは磁力線の凍結を頻繁に扱うので、ともすれば勘違いしやすいものに感じた。

Posted byブクログ