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神の歴史 の商品レビュー

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2011/01/04

ユダヤ教・キリスト教・イスラームの神観念を、必要に応じてヒンドゥー教・仏教などと比較しながら、古代から現代まで辿る。 人は神について、神の存在証明など根本的な部分で、非常に些細な差とも見える違いを徹底的に強調し主張しあう。神の歴史とは「神とは何か」の歴史である。特に欧州における啓...

ユダヤ教・キリスト教・イスラームの神観念を、必要に応じてヒンドゥー教・仏教などと比較しながら、古代から現代まで辿る。 人は神について、神の存在証明など根本的な部分で、非常に些細な差とも見える違いを徹底的に強調し主張しあう。神の歴史とは「神とは何か」の歴史である。特に欧州における啓蒙主義より前の、古代から中世において、「神は存在していないとは言えない」という言い回しが、神は理解出来ない・想像出来ない・表現できない・人の理解している範囲において存在していない、「無」をも超越した存在であることを端的に示している。 中世までの記述と比べて、啓蒙主義以降の近現代に関しての記述はやや曖昧な感想を持った。ここでは科学に駆逐されつつある神の姿が描かれる。現代人の手は神に届きそうな所まで伸び、利益なき神を抹殺しようとしている。 「人間にとって神とは何か」という問いを考える際に参考になる。ただしページ数も多く、内容も多岐に渡っていて簡単に読める本ではない。私自身も十分に咀嚼できたとは言えない。

Posted byブクログ

2010/04/02

内容(「BOOK」データベースより) 世界宗教として、君臨するキリスト教とイスラーム。迫害と離散の歴史に彩られ、誰もが注目するユダヤ教。これら中東に源を発する宗教の変遷を「一神教」史として説き起こす英米のベストセラー。仏教、ヒンドゥー教、ギリシア・近代哲学を巧みに媒介しながら...

内容(「BOOK」データベースより) 世界宗教として、君臨するキリスト教とイスラーム。迫害と離散の歴史に彩られ、誰もが注目するユダヤ教。これら中東に源を発する宗教の変遷を「一神教」史として説き起こす英米のベストセラー。仏教、ヒンドゥー教、ギリシア・近代哲学を巧みに媒介しながら、真理の歴史性と唯一神の変遷を綴る。 内容(「MARC」データベースより) 世界宗教として君臨するキリスト教とイスラム教。迫害と離散の歴史に彩られるユダヤ教。これら中東に発する宗教の変遷を「一神教」史として説き起こし、人間が築いた壮大な物語の深層に迫る。 目次 序論 Ⅰ 太初に… Ⅱ ひとりの神 Ⅲ 異邦人への光 Ⅳ 三位一体 キリスト教の神 Ⅴ 統一 イスラームの神 Ⅵ 哲学者の神 Ⅶ 神秘主義者の神 Ⅷ 改革者にとっての神 Ⅸ 啓蒙主義 Ⅹ 神の死? Ⅺ 神に未来はあるか?

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