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シニアの国の青木功 の商品レビュー

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2012/11/06

高任和夫著「転職」からのリファレンス。1994年以降主にUSPGA(全米プロゴルフ協会)のシニア公認競技へ舞台を移した青木功を追う。 私自身はゴルフには無頓着で、道具も経験も持ち合わせていないし、ゴルフ番組も見ない。なのに一流の選手の軌跡を追えば(出来れば人知れず)コースに自分...

高任和夫著「転職」からのリファレンス。1994年以降主にUSPGA(全米プロゴルフ協会)のシニア公認競技へ舞台を移した青木功を追う。 私自身はゴルフには無頓着で、道具も経験も持ち合わせていないし、ゴルフ番組も見ない。なのに一流の選手の軌跡を追えば(出来れば人知れず)コースに自分も出てみたい気になるから不思議だ。 それは、本書の一つ前に読んだ開高氏の釣り道中についても言える。ギターや楽器についても言える。当然いずれも付焼刃で充分に出来るはずもないのだが、追体験への欲求というのがあるのだなと思った。 キャディの誘導でバンカーの砂を馴らしたことが原因して、失格した試合でも、起こったことを決して引きづらない。凛として静かに次のベストだけを狙い続ける青木選手の求道。 ジャック・二クラスと静かなのに燃え上がるような試合展開を見せた1995年ザ・トラディションは、15年目にして新しい邂逅を両選手の間に与えている気がする。  そういう自分を表現する場を持っているシニアに、私もなりたい。

Posted byブクログ