白く長い廊下 の商品レビュー
第38回江戸川乱歩賞…
第38回江戸川乱歩賞受賞作品だ。医療現場を舞台にしたサスペンスだ。主人公が立ち会った手術の患者が直後に死亡する。恋人と事件の真相を究明するうちに、あっと言わせる結末が・・・・・。おもしろいです。
文庫OFF
医療ミスというものを…
医療ミスというものを扱った作品かと思ったら、さらにその背後に蔓延している病院同士の駆け引きや、勢力関係などが細かく書かれていて、病院の実態というのをまのあたりにした気分でした。白い巨塔とか読んでるとこういうことがもっと分かるのかな?(私はまだ未読なんでなんともいえない) 1人の男...
医療ミスというものを扱った作品かと思ったら、さらにその背後に蔓延している病院同士の駆け引きや、勢力関係などが細かく書かれていて、病院の実態というのをまのあたりにした気分でした。白い巨塔とか読んでるとこういうことがもっと分かるのかな?(私はまだ未読なんでなんともいえない) 1人の男の不審死が、やがては病院1つを潰してしまうかもしれない大問題に発展していく過程がとてもスリリングでおもしろかったです。 続編も発売されてるようです。読まなければ^^
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デビュー作にして江戸川乱歩賞受賞。現役医師の余興としてはあまりにも素晴らしい内容で、気まぐれな天は二物を与えたようです。 誰でも入院患者になる可能性があるのに、それほど良く知らない病院の内部事情。そして医師は、ある時は外来診療、またある時は麻酔医、そして執刀医や待機医など八面六臂...
デビュー作にして江戸川乱歩賞受賞。現役医師の余興としてはあまりにも素晴らしい内容で、気まぐれな天は二物を与えたようです。 誰でも入院患者になる可能性があるのに、それほど良く知らない病院の内部事情。そして医師は、ある時は外来診療、またある時は麻酔医、そして執刀医や待機医など八面六臂の活動。休みも緊急呼び出しの可能性があるので、あまり自由がきかない。こんな状況では、院内恋愛も仕方ないのでしょう。 そうした現役医師ならではの経験や知見を活かし、医療事故を扱ったミステリーです。 以下ネタバレあり。 術後、患者の容態が急変して死亡。遺族は病院の医療ミスを主張、保険金支払いのため麻酔担当医の責任問題とされるも、納得出来ず独自に調査開始。頼もしい美人薬剤師の協力もあり、真相に辿り着くが… この女性キャラが登場してから俄然物語は面白くなるのですが、個人的にはこの件に関して二点不満があります。推理好きという設定なら、彼女の部屋には医学誌の隣に横溝正史やアガサ・クリスティの本が無造作に積まれていた風な描写が欲しかった。なんで彼女がこれ程理路整然と冷静に分析できるのか、やはりその背景の一端は何かしら書いておくべきでした。そして、物語最後に彼に真実を言わなかった理由が弱すぎます。彼を愛していたならなおさら。またこのくだりで突然、他人行儀な口調に変わるシーンがありますが、これも違和感しかありませんでした。 神は細部に宿るものです。
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医療訴訟系ミステリかと思えば、それに見せかけた、とんでもトリック殺人事件であった。特に、大きな驚きもないまま、煌めく勘やら運やらで順調に結論に近づいてゆく。 それにしても証拠集めが非常に雑で、あれだけの繋がりでは裁判で勝てそうな気はしない…
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江戸川乱歩賞初の医学ミステリー作品ということで読んでみました。 出だしはなかなか面白かったのですが… 少々登場人物の印象が薄く感じられました。 でも、内容はだんだんと面白くなっていきます。 ただ、結末が微妙に物足りなさを感じました。 本当に犯人は誰なのか? 主人公とその彼女との...
江戸川乱歩賞初の医学ミステリー作品ということで読んでみました。 出だしはなかなか面白かったのですが… 少々登場人物の印象が薄く感じられました。 でも、内容はだんだんと面白くなっていきます。 ただ、結末が微妙に物足りなさを感じました。 本当に犯人は誰なのか? 主人公とその彼女との関係は? 気になるところで切れる作品は多々ありますが もう少し濃く書いてもらえるとっと思いました。 受賞作品だけあって読む価値はあります。 今では医療現場がテーマの作品はありますが この作品が先駆けかと思います。 専門的な内容がたくさん出てきますが 現代の作品とは違った 読みやすく分かり易い部分を持った 専門性の濃さと面白さがあると思いました。
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江戸川乱歩賞初の医学ミステリー。 つまらないと言う事もないけれどすご~く面白いと言う事もないような。 暇つぶしには1日あれば読み終わります。
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十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。責任を問われた麻酔担当医窪島は、独自に調査を開始し、意外な真相に辿り着く。しかし、その時、彼は大学の医局間の複雑な対立の中に、足を踏み入れてしまっていた。’92年度江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞初の医学ミ...
十二指腸潰瘍手術後の患者が、長い廊下を病室に運ばれる途中に容体が急変、死亡した。責任を問われた麻酔担当医窪島は、独自に調査を開始し、意外な真相に辿り着く。しかし、その時、彼は大学の医局間の複雑な対立の中に、足を踏み入れてしまっていた。’92年度江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞初の医学ミステリー
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うーん。ミステリーとしてはちょっとかなあ。現役のお医者さんならではの、内容なんで確かに知らないことが色々解るんで勉強にはなるんですがね。 動機もちょっとなんで5.5点
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