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回想の第三帝国(上) の商品レビュー

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2022/03/12

SNSでちょっとした流行になった「7日間ブックカバーチャレンジ」。 趣旨は読書文化の普及に貢献するためで、好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿するというもの。 外出を控えたいこの頃、なかなかの好企画で、人様の投稿も楽しみながら拝見した。 自分が挙げた未読の書籍をまとめつつ、あわせ...

SNSでちょっとした流行になった「7日間ブックカバーチャレンジ」。 趣旨は読書文化の普及に貢献するためで、好きな本の表紙を1日1冊、7日間投稿するというもの。 外出を控えたいこの頃、なかなかの好企画で、人様の投稿も楽しみながら拝見した。 自分が挙げた未読の書籍をまとめつつ、あわせて名著『読んでいない本について堂々と語る方法』をご紹介。 「7日間ブックカバーチャレンジ」のルール、~好きな本かつ表紙画像だけアップ~ということを生かして、積ん読本シリーズでピックアップしてみた。つまり未だ読んでいないものを選んでみた次第。これならお手軽で、7日間毎日選び続けることができそうだったからだ。 それに名著『読んでいない本について堂々と語る方法』にはこうある。 「書物において大事なものは書物の外側にある。なぜならその大事なものとは書物について語る瞬間であって、書物はそのための口実ないし方便だからである。」 つまり大事なのは本の表紙であると(笑)。他人の書いたブックカバーチャレンジを読んでいると、本は読むものではなくて、その人とその本の関わった背景や理由を楽しんでいることに他ならない。また、その人と作家の解釈という名の対話を読み取って楽しんでもいる訳でもある。だから、本は読まなくても充分楽しめる。そう言う意味でこの「7日間ブックカバーチャレンジ」の「本についての説明はナシで表紙画像だけアップ」というルールは秀逸だと感じた。 ● 第4日目 『回想の第三帝国 ―反ヒトラー派将校の証言1932‐1945』 アレクサンダー・シュタールベルク 著 ドイツ国防軍「最高の頭脳」と言われたマンシュタイン元帥の副官の回想録。当時の国家の中枢に立ち会うことができた若者から見たナチスドイツ時代。彼はマンシュタインと常に行動し、スターリングラードにも同行している。貴重な時代の生き証人で反ヒトラー派でもあったらしい。 本の建付けは、同じ平凡社の(20世紀メモリアル)シリーズ『ダウニング街日記―首相チャーチルのかたわらで』にて、チャーチルの若き首相秘書官ジョン・コルヴィルが大戦中の国家の中枢の状況をしたためたものに似ているのかもしれない。チャーチルの奇人ぶりの描写とあいまって面白かったから、こちらの本も読む前から楽しみ。 古書価格では下巻がかなり高値推移しているが、たまたま上下巻揃いで格安本を神保町で発見し、嬉しくて即買いした。 詳細はコチラ↓ 7日間 ブックカバーチャレンジ まとめ / 『読んでない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著を読む https://jtaniguchi.com/7%e6%97%a5%e9%96%93%e3%83%96%e3%83%83%e3%82%af%e3%82%ab%e3%83%90%e3%83%bc-%e8%aa%ad%e3%82%93%e3%81%a7%e3%81%aa%e3%81%84%e6%9c%ac%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%e5%a0%82%e3%80%85%e3%81%a8/

Posted byブクログ