パオロ・ウッチェロ ドメニコ・ヴェネツィアーノ アンドレア・デル・カスターニョ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この巻では15世紀半ばに活躍した初期ルネサンスの3人の画家(ウッチェロ、ヴェネツィアーノ、カスターニョ)が紹介される。ウッチェロといえば遠近法で名高いが(例えば「サン・ロマーノの戦い」)、私はむしろ「若い男の肖像」(シャンベリー絵画館)やメトロポリタン蔵の「女性の肖像」(本書にはない)にルネサンスの曙光を感じる。ヴェネツィアーノなら、べレンソン・コレクション(フィレンツェ)の「聖母子」か。ワシントンのナショナルギャラリーの方はイエスが邪悪な表情を浮かべているように見えて好きになれない。カスターニョは暗い。
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