情報スーパーハイウェイの成功戦略 の商品レビュー
非常に読みやすい本であった。 1995年にかかれた本であるので、 いまの時代のインターネットの進展に そぐわない状況が生まれているが、 いまの状況を知るための萌芽が理解できる。 芝野氏の問題意識は、 情報化の将来の夢は、 「多様な情報を駆使して豊かな生活をする」 ということとし...
非常に読みやすい本であった。 1995年にかかれた本であるので、 いまの時代のインターネットの進展に そぐわない状況が生まれているが、 いまの状況を知るための萌芽が理解できる。 芝野氏の問題意識は、 情報化の将来の夢は、 「多様な情報を駆使して豊かな生活をする」 ということとしている。 「いい情報があればみんなみてくれるという 仮説が暗黙のうちにあるが、 実際にやってみるとそうではない。 実は情報の加工の仕方、見せ方が大きな要素であり、 それをユーザーニーズに合わせることが重要である。 そしてそれをユーザーが意識しないで できる仕組みを提供すること鍵である」としている。 「メディアは敏感に感性にかかわっている。 従って日本人の感性にあったメディアを 開発しないといけない。 クリエーター達はほんのちょっとした 文字の形、色、素材感にもこだわる。 ましてインタラクティブにするための ユーザーの好み、選択を引きだすための画面設定、 ことばなどはユーザーが興味を持続するか、 失うかの決め手になる」 「いい情報だと思えるためには、・・・ 情報の機能とインタラクティブ性と 情報の質である。」 つまり「見る人の心に訴えかけようという意図を 持ってその情報がつくられているか、 そして見る人にそれがつたわるか どうかが重要になってくる。」 広告の行動心理学 「注意Attentionー興味Interestー 欲望Desireー記憶Memoryー行動Action」 AIDMA 「注意、興味を喚起する段階では、 広告は効果を発揮するが、 欲望、記憶、行動の段階にはいるにつれ あまり効果を発揮しなくなり、 かわりにセールスマンによる 接客対応がより大きな効果を発揮する。」 「人の情報へのアクセスパターンは、 映画のように一方的に情報提供をうけるもの(リニア)、 ゲームのように参加型のもの(アクション) 文献や辞書の検索のように情報を 調査、発見するもの(レファレンス)という 3つの楽しみ方がある」 人→情報→行動 人→メディア、冗長度、情報、娯楽、感性、おまけ→行動 情報人間行動科学モデル 「見る人の感性とニーズを意識した編集機能」 「情報アクセスをおこなう時に、 その人の好みを覚えていたり、 以前のアクセスのパターンを覚えていてくれると 便利な場合がある。 状況にこたえて、自分の使い勝手のよいように パーソナライズできるようにできることが重要である」 「情報にアクセスするときには どんな情報があるのか知りたい。 あるいは、ある事柄についてどうすればいいのか 知りたいというような動機が存在している。 この質問に応じて教えてくれる コンサルテーション機能が基本的に重要である。」 マルチメディアの適用は、 (1)顧客の望む商品またはサービスについての イメ-ジを確定するための情報活用 電子カタログ、カストマイズド・カタログ (2)製造を効率的にすすめるための情報活用 (3)共同作業を円滑にするための情報活用 (4)ビジネスマンあるいは社員として 必要な情報をオンデマンドでアクセスできること ファーム・ジャーナルの選択編集という 新しい技術を採用して、そのプロセスを リデザインすることにより雑誌を組み立てる。
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