たった一人の生還 の商品レビュー
約1ヶ月も漂流生活が…
約1ヶ月も漂流生活が出来たことは驚きです。生きる強さを感じました。
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アクシデントから漂流…
アクシデントから漂流する話ですが、その様子がひしひしと伝わってくるようです。次々に仲間が死んでいくなかで、最後まで生き残って生還した著者の記録です。
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読んでいるだけで漂流…
読んでいるだけで漂流の緊迫感が伝わってくる本でした。
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レース中のヨットが荒天で転覆。救命ボートで漂流。水も食料もない。やがて訪れる仲間の死。最後の一人になったが、漂流27日後に救助される。壮絶としか言えない。
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1992年1月下旬、驚愕のニュースとして報じられた著者の1ヶ月弱の漂流からの生還劇。しかも、5人の仲間が次々と衰弱死していくなかの壮絶な日々である。 私も、当時酷く驚き想像をはせて心を傷つけられたのを覚えている。 この手記は著者が救出されて約7ヶ月後に書かれたもので、著者の記憶...
1992年1月下旬、驚愕のニュースとして報じられた著者の1ヶ月弱の漂流からの生還劇。しかも、5人の仲間が次々と衰弱死していくなかの壮絶な日々である。 私も、当時酷く驚き想像をはせて心を傷つけられたのを覚えている。 この手記は著者が救出されて約7ヶ月後に書かれたもので、著者の記憶力が非常に鮮明であることも手伝い、出航準備、転覆事故、ライフラフトでの生活、各クルーの行動、性格に渡り、驚くほど詳細に記述されている。 しかし、私は以下のような印象を持った。 ?ヨットマンの道楽、しかも、極めて致命的な準備不足を内在しての事故による遭難は、他人や社会やましては神などに責任転嫁すべきでない。 海保のYS機に見つけてもらえなかった恨みをかなり引っ張るが、ヨット道楽で私達の血税が使われることのほうが腹の立つことだ。 全編に渡る遭難への被害者意識は、実にお門違いと思った。 そして、この事故報道で心を痛めた私を含む多くの人々に、心の負担を与えていたのだから。 ラストにキリスト教系施設の子供達から賞賛の手紙を受取り著者が癒される場面がある。回復期の著者にとってはよい材料なのだろうが、手紙を書いた子供達は著者の受けた困難が決して天罰のようなものではなく、無謀無計画の果ての自ら呼び込んだものであると学んで欲しい。 ?海鳥がラフトにきたのは奇跡ではない。人肉云々はヨタ話であると確信。 ライフラフトは、小笠原諸島(母島)近海を南下していた。カツオ鳥などが頻繁に飛来してラフトにとまり休憩して糞までしていたというのは妥当性があると思った。著者が鳥の解体、調理方法を経験しており、カツオ鳥を食べることに抵抗がなかったことが幸運だった。 一方、クルーの遺体は、解体、一部を切り取るナイフすらなく、かじり捕るには、体力、口内の乾きのために不可能であろうし、彼らの仲間意識からほぼあり得ないと思った。 私は著者のその後を知らないが、同様の生還体験を持つ登山家との出会いや別のヨットレースに早速参加しているところから、おそらく現在もヨットに乗り続けているのだろう。 だから、自称冒険家に類する人々の事故には一切感情移入してはならないのであろう。彼らのメンタリティは、我々一般人と余りに異なるのだから。 単行本 1992年9月を図書館で借りて読みました。
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私は流されそうな毎日を感じたとき、いつもこの本 を思い出します。 それぐらい心に残る一冊!! 二十七日間ライフラフトで海上を漂流し、救出後、医療者や遺族によってどのように魂を再生させるこ とができたか。 文章も読みやすく、とにかく面白い。 何気なく過ごす1日の大切さや、生きがい、人間の 持つ強さについて考えることができると思うので ぜひ読んでみてほしいです。
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92年のグアムレースで遭難し、ライフラフトで漂流した一ヶ月の手記。 極限の状況で仲間が一人ずつ無くなって行く壮絶な話。回航時に船の上で読んだが、身が寒くなり口の中が渇いてきた。
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120831本BS麻耶 八代英輝弁護士 慶応・columbia univ. law s. ---------- 『ミニヤコンカ奇跡の生還』☆☆☆←復帰途上推薦さる236 『哀愁の町に霧が降るのだ』←携帯した愛読書32, 『八甲田山死の彷徨』『アイガー北壁』←遭難中船長が絶望からの希望92 吉村昭の漂流生還長篇小説253 ---------- 発見と救出と船員仲間の暖かな雰囲気 17 星 星 星 。。。 23 こんなきれいな星を見ながら死ぬのか 事故瞬間 68-9 水。最後までみんな立派なシーマンだった 102 死。最後の一人に。涙。 159 発見!瞬間! 177 水と命。個々の腎機能とホメオスタシス。限界突破状況。 207
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二人の息子たちにも小学生の頃に読ませました。物に囲まれている毎日が当たり前の中、佐野さんの漂流体験は子供たちの心に刻まれていることでしょう。 小中学生に読んでもらいたい一冊です。
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中学生の頃に読んだ本 無事生還してめでたしめでたし。で終わるわけではなく、それからの苦悩も描かれていて、衝撃的だった。 漂流中に仲間が一人づつ死んでいくことや、最後の一人をなかなか水葬できなかったことや、極限で生きるために人間がとる行動や、心の葛藤がリアルに伝わってきて、読書...
中学生の頃に読んだ本 無事生還してめでたしめでたし。で終わるわけではなく、それからの苦悩も描かれていて、衝撃的だった。 漂流中に仲間が一人づつ死んでいくことや、最後の一人をなかなか水葬できなかったことや、極限で生きるために人間がとる行動や、心の葛藤がリアルに伝わってきて、読書嫌いだった頃でも夢中で読みました。 些細なことで悩んでいることが馬鹿らしくなるくらい、自分は平和で幸せなんだと思いました。
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