たったひとりの伝説 の商品レビュー
静かなる大作です。戦争のこと、練りに練った渾身の作だとおもっていた。が童話作家になる方法に創作エピソードがでています。それはそれとして。好きだ。感想未了。
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不思議な国のアリスや、星の王子様を思い出した。 児童文学って良いな。でも、大人向け。 いつか銀色に輝く夢を見る者 黄緑のままにとどまる者 ネーミングセンス 引き込まれてしまうシュールな一冊。 怪我を治すヒマワリの「サエキ、あなたより、もっともっとずっとずっとステキだった...
不思議な国のアリスや、星の王子様を思い出した。 児童文学って良いな。でも、大人向け。 いつか銀色に輝く夢を見る者 黄緑のままにとどまる者 ネーミングセンス 引き込まれてしまうシュールな一冊。 怪我を治すヒマワリの「サエキ、あなたより、もっともっとずっとずっとステキだった」
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
そうかこれは読み手自身に問いかける本なのだな、と合点しつつも、 すっかり中年な私は、自分の事などさておき、 「どんぐりのような者たち」の中でもとりわけ思慮深い「いつか銀色に輝く夢を見る者」に どうしても思いを巡らせてしまうのでした。 彼(もしくは彼女)は、どうやって大地に辿り着き、そうなったのだろう。 そうならざるを得なかったのか。 それとも自ら望んだのか。
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かつて太平洋戦争で南の島に行ったおじいちゃんのもとに、元米兵の子供から手帳が届く。 米軍に没収されたその手帳には、おじいちゃんがその島で体験した不思議なできごとが書かれていた。 今は大企業の会長となったおじいちゃんと、孫である主人公の少年はその島に行ってみる。 異界の不思議な話...
かつて太平洋戦争で南の島に行ったおじいちゃんのもとに、元米兵の子供から手帳が届く。 米軍に没収されたその手帳には、おじいちゃんがその島で体験した不思議なできごとが書かれていた。 今は大企業の会長となったおじいちゃんと、孫である主人公の少年はその島に行ってみる。 異界の不思議な話と、現実の場面のバランスがいい。 おじいちゃん(偉い人)の人柄や対人スキルとか、家族関係の微妙な感じとか。 でもメインじゃないところには深くつっこまない。さらっと触れるだけ。 おじいちゃん会長、おじさん(長男)社長、お父さん(二男)は重役予定を蹴って外国をふらふらする自称画家だけど、おじいちゃんが面倒をみてくれるから暮らしには困ってない。 そんなご家庭のお坊ちゃんである主人公だけど、きちんと教育されているんだろうなと思う。勉学だけじゃなくて、思考の発達も言葉づかいも。育てるコストをケチられずに育った子だと思う。 たとえば空港で会社の広告看板を見る。 そのとき主人公は「おじいちゃんの会社」だと思う。「うちの会社」じゃない。 金持ちめ!とはちょっと思うけど、わきまえているから嫌な感じがしない。 この子の子供らしくなさ(あるいはフィクションにでてくる子供らしさ)は本物っぽくないけれど、これは「おじいちゃんの話」であってこの子はあくまで狂言回しだからこれでいいんだろうな。 と思っていたら、しっかりこの子の話だった。自分以外の話は語れないから、語り手だけの「伝説」。
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「ブラッカブロッコ島シリーズ」「ルドルフとイッパイアッテナ」等数多くの児童文学を執筆している斉藤先生の作品。大のおすすめです。 おじいちゃんの手帳に書いてあった不思議な世界に、紛れ込んでしまうぼく。そこにはどんぐりのような不思議なかたちをした生命がいて… 「約束があると心に黄色い...
「ブラッカブロッコ島シリーズ」「ルドルフとイッパイアッテナ」等数多くの児童文学を執筆している斉藤先生の作品。大のおすすめです。 おじいちゃんの手帳に書いてあった不思議な世界に、紛れ込んでしまうぼく。そこにはどんぐりのような不思議なかたちをした生命がいて… 「約束があると心に黄色いしみが見える」という表現など、斉藤ワールドに快くひたれる作品です。
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小学校の時に読んだ本の中で特に印象に残っている本。 当時の図書館連盟か何かの課題図書に選出されていた。 「大地」という架空?の場所に出てくるどんぐりのような生き物のネーミングセンスが非常におもしろい。 うろ覚えだが、「黄緑に留まる者」「銀色になる途上の者」みたいな感じ。 も...
小学校の時に読んだ本の中で特に印象に残っている本。 当時の図書館連盟か何かの課題図書に選出されていた。 「大地」という架空?の場所に出てくるどんぐりのような生き物のネーミングセンスが非常におもしろい。 うろ覚えだが、「黄緑に留まる者」「銀色になる途上の者」みたいな感じ。 もう一回読みたい。 2009/3/14購入
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祖父が戦争中手帳に記した「大地」という名の不思議な空間。南洋、スルカ島の奥深くに眠るはてしない「夢みる大地」へ、50年後の今、訪れる少年の体験。様々な色・形のドングリにとり囲まれると私の体は宙に浮いた
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おじいちゃんと孫と南の島の話。 戦争の悲惨な描写はないけど、これは戦争の話として分類されていいはず。 記憶を受け継いでいく話です。 滑り出しが良くなくて何回か挫折した気がする。 ただ、斉藤洋さんのほんはわたしにとっては大体がそうなのかもしれない。
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