イースター島の謎 の商品レビュー
読書録「イースター島の謎」4 著者 カテリーヌ・オルリアック ミッシェル・オルリアック 監修 猪熊兼勝 出版 創元社 p23より引用 “ラペルーズ一行の短い訪問を最後に,18世 紀,啓蒙の世紀の人間主義的な航海士の時代 は幕を閉じた。以後,イースター島の歴史は, 暗黒と...
読書録「イースター島の謎」4 著者 カテリーヌ・オルリアック ミッシェル・オルリアック 監修 猪熊兼勝 出版 創元社 p23より引用 “ラペルーズ一行の短い訪問を最後に,18世 紀,啓蒙の世紀の人間主義的な航海士の時代 は幕を閉じた。以後,イースター島の歴史は, 暗黒と死の時代に入る。” 目次から抜粋引用 “ヨーロッパ人によるイースター島の発見 満点の星の下のカタマラン船 古代イースター島民の生活 無数の巨大な石像” ポリネシア研究に力を注ぐ著者による、 イースター島に関する研究をまとめた一冊。 大航海時代の島の発見から近年のモアイ像 の修復についてまで、図版や貴重であろう写 真とともに記されています。 上記の引用は、イースター島民への悪行に ついて書かれた項での一節。 島民を誘拐したり奴隷にしたりと、悪逆非道 な行いがなされていたようです。地球の反対 側まで言って、わざわざ悪さをしなくてもい いような気がしますが…。 また、島の文化や風習を壊しておいて、後年 復興・復元しようとするのなら、最初から残 しておけばいいものだと思うのですが。 大事なものは、無くなってみないと分からな いということなのでしょうか。 島を訪れた人々の記録なども収録されてお り、イースター島といえばモアイ、というイ メージからもう一歩深く踏み込んだ知識を得 られる一冊ではないかと。 まあでも、モアイ以上にインパクトの有る物 が島にあるかといわれると、無いのではない かと思うので、やはりイースター島と言えば モアイとの認識に落ち着きそうな気がします。 日本の古いゲーム好きなら、モアイとイー スター島は、実物を見たことがなくても行っ たことが無くても、懐かしく感じるものなの ではないでしょうか。もし私が行く機会に恵 まれたなら、是非ドーナツを持って行こうと 思います。 ーーーーー
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海に囲まれた、他との接触を絶った島。 神秘的な石の巨像が同じ方角を向いている神秘的な島。 いつ人類がこの島に住むようになったのかわからないけど、一定の文明を持ち、人口9000人ほどいた島。 考えさせられるのは、宗教だよな。キリスト教を広めるため宣教師が訪れ、布教させると、今まで...
海に囲まれた、他との接触を絶った島。 神秘的な石の巨像が同じ方角を向いている神秘的な島。 いつ人類がこの島に住むようになったのかわからないけど、一定の文明を持ち、人口9000人ほどいた島。 考えさせられるのは、宗教だよな。キリスト教を広めるため宣教師が訪れ、布教させると、今まで進行していたものが価値を持たなくなる。そうやって石の巨像を作ったり崇めたりする信仰がなくなり、最終的には、石の巨像を破壊したりするようになる。 また、奴隷についても考えさせられる。 奴隷として大陸に運び、過酷な労働をさせ、天然痘などの疫病にかかったからって、また島に戻すなんてことしてたら、島に疫病が蔓延する。 そうして人口は111人になってしまうなんて。
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