東のお茶西のお茶 の商品レビュー

矢沢利彦(著者)

2015/07/18

神保町でたまたま入った書店で購入。齢80の著者によるエッセイ形式。東洋と西洋のお茶の社会での位置付けや精神性の違いみたいな話かと思って読み始めたら、途中から「東京おいしい紅茶の飲める喫茶店めぐり日記」になったり、「いろんなアイデア茶こしを高校生の孫娘による手描きイラストで紹介するコーナー」が始まったりとかなりとっ散らかってて、笑いながら読み飛ばせるけど2000円払って買う本ではない。なかった。
ただ妻が寝込んでるなかで執筆時間も取れないし老老介護も楽じゃないぜみたいな話とか、「そういえば私が兵隊だったとき駅弁マニアの友達がいて、まぁそいつも戦死したんだけど」みたいな話がいきなり出てきたりとか、人生の悲喜こもごもを感じさせてなんとも言えないし怒る気にもなれない。

2009/10/04

中国発祥のお茶について、西欧と中国、日本との色々な比較。
大学の先生らしく、ちょっとお堅い視点がある意味新鮮かも。。。