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言語学大辞典(第6巻) の商品レビュー

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2023/12/21

■細目次 国際音声字母 術語編の序 凡例 執筆者一覧 本文 付録 人名解説 文献一覧 ・主要辞典類 ・欧文文献 ・和文文献 索引 ・索引凡例 ・和文索引 ・欧文索引

Posted byブクログ

2021/09/10

言語学を専攻する人間でこの辞典を知らなかったらモグリだろう。 数千ページに及ぶ、巨大な言語学の辞典である。 革表紙にはヒエログリフ(のようなもの)が装飾されており、言語学の辞典らしさを醸し出している。 言語学で分からないことがあったらこれで調べるといいとされるが、用語と1対1に...

言語学を専攻する人間でこの辞典を知らなかったらモグリだろう。 数千ページに及ぶ、巨大な言語学の辞典である。 革表紙にはヒエログリフ(のようなもの)が装飾されており、言語学の辞典らしさを醸し出している。 言語学で分からないことがあったらこれで調べるといいとされるが、用語と1対1に対応する語を載せているわけではなく、1コラム〜数ページにわたる解説が掲載されているので、簡便さを求める人には向かないかも。 じっくり読むという点では、辞典というよりも問題集の解説のようなものに近いのかもしれない。 言語学の大学院を受験する人は、これをしっかり読んで対策するといいと思う。 もっと手軽(気軽)に、ということなら英語学要語辞典や新英語学辞典方が値段的にもサイズ的にも一学生が所有するのに向いている。 索引は日本語だけでなく英語もあるので、英文の論文などを読んでいて、日本語の対応する術語が分からないときに調べるのにも使える。(但し和英ではないので、実際にエントリーを見て判断する必要があることも) 1つ欠点を挙げると、発行してからしばらく経っているので、最近の研究、特に生成文法と認知言語学のあたりは手薄になってしまっている。 生成文法(変形文法)に関してはGB理論までしか載っていない。 改訂に期待したいが、著者がお亡くなりになってしまったそうなので、難しいかもしれない。 CD-ROMなどにして全文検索をつければなお良いと思うのだが……。

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