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ダーウィン先生地球航海記(1) の商品レビュー

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2011/05/14

全巻通したわけじゃないからなんともいえんけれど、 やっぱ植民地とか回りながら移動してるのかぁって納得するとこがあった、 研究自体は地味だけど、 歴史から考えると結構気になるとこ

Posted byブクログ

2014/10/19

(2010.02.19読了) 2009年は、ダーウィンが生まれて200年目にあたり、また、「種の起源」が出版されて150年目に当たりましたので、幾つかの記念のイベントが開催されたようです。 昨年、手元にあるはずのこの本を探したのですが、見つからなかったので、読むのをあきらめました...

(2010.02.19読了) 2009年は、ダーウィンが生まれて200年目にあたり、また、「種の起源」が出版されて150年目に当たりましたので、幾つかの記念のイベントが開催されたようです。 昨年、手元にあるはずのこの本を探したのですが、見つからなかったので、読むのをあきらめました。とはいえ、ダーウィンをいつまでも読まずに置くこともできないので、図書館から借りてきて読み始めました。 この本は、通常「ビーグル号航海記」と呼ばれています。 1831年にケンブリッジ大学を卒業したダーウィンは、恩師の紹介で、イギリス海軍の測量船ビーグル号に乗船し調査の旅に出かけます。 ビーグル号は、1831年12月27日にプリマスを出航し、南米、ニュージーランド、オーストラリアを経由し、南アフリカのケープタウン、南米ブラジルを廻って、1836年10月2日にファルマス港に帰着しました。ほぼ5年にわたる調査旅行でした。 この本は、この調査旅行の記録です。ダーウィンは、博物学者として参加していますので、動物、植物、鉱物の調査を行っています。大英博物館に収めるための収集専門家がダーウィンの他についていっているようですので、捕まえるのはダーウィンが全部やらなくてもいいようです。 第1巻は、イギリスから途中の島々を経由して、ブラジルにたどり着き、アルゼンチン、フォークランド諸島、等の調査について記述してあります。 この頃は、インディオとのせめぎあいが行われているようで、インディオが襲撃してきたり、討伐に向かう軍隊に出会ったりしています。アメリカ西部劇の世界です。 原本にない挿絵が入れてあり、荒俣さんの解説がところどころに挟んであるので、実に分かりやすくなっています。漢字にはふり仮名が付いていますので、小学生高学年ぐらいから理解できそうです。 ●島の成り立ち(42頁) 大洋の真ん中に浮かぶ島は、ほとんどが、サンゴ礁で作られたか、あるいは火山の噴きあげた溶岩によって生まれたかの、どちらかだ ●ハリセンボン(51頁) サメの胃からは、膨張しとげを立てたハリセンボンが生きたまま見つかることもしばしばだという。しかもこの魚は、サメの胃の粘膜だけでなく、内臓の肉まで食べて生き延び、とうとうサメを殺してしまうこともあるらしい。 ●海水と真水(108頁) 同じ1リットルの水同士を比べても、海水の場合には水に塩分が含まれている分だけ重くなります。そこで、海水は水よりも比重が大きくなり、真水が1であるのに対し、おおよそ1.03ほどになります。したがって、海水と真水がぶつかったとき、比重の大きい海水は、真水の下に沈んでいくのです。 ●雷(157頁) ラプラタ川付近には、とても異様な電気現象があるらしい。1793年に、史上最も大きな破壊を記録した雷雨の一つがブエノスアイレスを襲った。市内37か所に雷が落ちて、19人もの死者が出た。さまざまな旅行記に記された事実を寄せ集めると、大河の河口には雷がとてもよく落ちるという結論に思い当たる。膨大な量の淡水と海水が混じるため、電気的なバランスが壊れやすくなるからではないだろうか。 ●大型化石哺乳類(203頁) 海岸地帯のおよそ180メートル四方の地中から大型獣の化石、ならびに骨のかけらがいくらでも掘りだされた。メガテリウム(アリクイの仲間)、メガロニクス(アリクイの仲間)、スケドテリウム(アリクイの仲間)、ミロドン・ダーウィニ(アリクイの仲間)、アルマジロの仲間、馬の仲間、マクラウケニア(カバの仲間)、トクソドン(巨大なカバ?)、等です。 ●レア(230頁) レアのメスは幾羽も集まって一つの巣に卵を産み落とすそうだ。日中に、4、5羽のメスが順に並んで、一つの巣に卵を産みに行くところを見たという。 (2010年2月21日・記)

Posted byブクログ