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ティーガー戦車隊(下) の商品レビュー

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2011/08/16

本書はナチスドイツ軍、第502重戦車大隊オットー・カリウス中尉による回顧録である。ある本によると著者は個人戦車撃破数150輛という卓越した戦果をあげたという。 その活躍は、宮崎駿の妄想ノート「泥まみれの虎」にも取り上げられている。 私も妄想ノートを読んで興味をもち購入したので...

本書はナチスドイツ軍、第502重戦車大隊オットー・カリウス中尉による回顧録である。ある本によると著者は個人戦車撃破数150輛という卓越した戦果をあげたという。 その活躍は、宮崎駿の妄想ノート「泥まみれの虎」にも取り上げられている。 私も妄想ノートを読んで興味をもち購入したのであるが、なんとも読みづらい本であった。 まず予備知識がないと読みづらい。著者が余り好意的ではないと思われる人物はそれとなくかかれている。(名前ではなく、我が将軍、我がナポレオン等)また、地名はもとより兵器や戦史にも詳しくないと理解が深まらない。そのうえドイツの比喩的な表現も理解に苦しむ。 注釈や地図を充実してくれれば良かったのに残念である。 ただ、読みづらい事を差し引いても一読の価値はある。ロジなどドイツ軍の足腰の強さが窺える。善良なドイツ人が何を考えて戦争をしていたのかがわかる。 そして、ドイツ軍においても無能な軍人(高位な場合も多い)が少なからずおり、足を引っ張った事がわかるのが面白い。 なお読むのに余りにも時間がかかってしまい、上巻の内容は忘れてしまいました。

Posted byブクログ