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女怪の館(第1巻) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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女性が登場する怪談集…

女性が登場する怪談集です。マニアックな楽しみ。

文庫OFF

女性にまつわる怪談を…

女性にまつわる怪談を集めた本。レトロな感じです。

文庫OFF

2024/06/10

時代ものから現代まで。現代言うても明治〜大正ですが。ゾッとするというよりも、昔話的なお話。でもどれも面白かった。

Posted byブクログ

2022/06/26

怪談集。テーマはさまざまな美女鬼女妖女が登場する「女怪の館」と、不思議な術が横溢する「妖術の館」。短めの物語が多いですが、読みごたえはたっぷりです。そして、明確に怪異の正体が語られないだけに恐ろしい印象の物語も多かったような。 お気に入りは「女の怪異」。これは珍しく怪異の正体がき...

怪談集。テーマはさまざまな美女鬼女妖女が登場する「女怪の館」と、不思議な術が横溢する「妖術の館」。短めの物語が多いですが、読みごたえはたっぷりです。そして、明確に怪異の正体が語られないだけに恐ろしい印象の物語も多かったような。 お気に入りは「女の怪異」。これは珍しく怪異の正体がきっちりと明かされていて、しかもそれで笑いに変わってしまう、という作品なのですが。よくよく考えてみると、本当に怪異はなかったんだろうか……? と思えてしまうところもほんの少し怖かったりもしました。 「花の咲く比」はタイトルが美しいし、物語の仕立ても美しい……けれどやはり恐ろしいなあ。「赤い花」も一見ロマンチックに見えたけれど、やっぱりそうなるのか。そして想像で補うしかない因果の物語がまた恐ろしい。 再読だけれど「竈の中の顔」、やはり何度読んでもこのラストが凄すぎますね。唐突すぎて怖い!

Posted byブクログ

2012/11/17

大正から昭和初期に健筆を振るった田中貢太郎全集の第1巻。 タイトルは「にょかいのやかた」と読むそうな。 オーソドックスな民話系怪談と、 都会の片隅を舞台にした、 現在で言うところの都市伝説風な怪奇譚の数々。 高等遊民らしき、但し、ちょっと飢えた感じの青年が、 美しい女と接触したと...

大正から昭和初期に健筆を振るった田中貢太郎全集の第1巻。 タイトルは「にょかいのやかた」と読むそうな。 オーソドックスな民話系怪談と、 都会の片隅を舞台にした、 現在で言うところの都市伝説風な怪奇譚の数々。 高等遊民らしき、但し、ちょっと飢えた感じの青年が、 美しい女と接触したところ、恐ろしい目に……というパターンが多い。 青空文庫で既読の「蟇の血」を、 ちゃんと本で読みたくなったので購入したが、やっぱりこれが最恐。 そんな中、 「女の怪異」は女性を付け狙う悪い男に一杯食わせる話で、 異色の面白さだった。 それにしても、作者は細面の女性が好みだったらしい(笑)

Posted byブクログ