アマニタ・パンセリナ の商品レビュー
わたしは自分を失うことが恐怖でしかない。だからというのか・・・らもさんやカド君やエスなど本に出てくるような本能に従っていきるいわゆるジャンキーたちに魅力を感じてしまう。とりわけスキニーは。 「なぜドラッグにひかれるのか。それはそれが気持ちいいから。」 「ドラッグに貴賎あり。」 と...
わたしは自分を失うことが恐怖でしかない。だからというのか・・・らもさんやカド君やエスなど本に出てくるような本能に従っていきるいわゆるジャンキーたちに魅力を感じてしまう。とりわけスキニーは。 「なぜドラッグにひかれるのか。それはそれが気持ちいいから。」 「ドラッグに貴賎あり。」 とのこと。 このあたり、すきだとおもった。
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ああ、奇しくも今月はらもさんの命日ですね。 別にそれと意識したわけではないのだけど、学生時代に古本屋で買った『アマニタ・パンセリナ』を再読了。 「ドラッグ」そのものに対する好奇心(実践には興味なかった。だって怖いじゃないですか)を満たすべく手に取ったこの一冊からは、それ以上の...
ああ、奇しくも今月はらもさんの命日ですね。 別にそれと意識したわけではないのだけど、学生時代に古本屋で買った『アマニタ・パンセリナ』を再読了。 「ドラッグ」そのものに対する好奇心(実践には興味なかった。だって怖いじゃないですか)を満たすべく手に取ったこの一冊からは、それ以上のものをいただいたように思う。なんていうかこう、人生に対する覚悟、みたいな。 ドラッグには貴賤がある、と、らも兄は仰る。 個人や社会との関係が、ただの物質を貶めもする、と。 その物質が自分に及ぼす影響について・自分の払った代金が誰を潤すことになるのかの知識、社会的肉体的に破滅する覚悟、法を犯すという自覚。そのどれが欠けてもいけない。尤もだと思う。 無知と不覚悟から容易にドラッグに手を伸ばす者を、私は嫌悪する。 今、世間をイヤな方向で騒がせている脱法ハーブなんざ、らも兄もあの世から 「けっ」 と吐き捨てておられるだろう。
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ドラッグ体験記オムニバス 不思議と浮かび上がる作者の生きることに対する姿勢がとても真面目なものに感じられた。 変かな。
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中島らも…面白い。興味のあることだけど、なかなか手は出せない。本を読んで分かったつもりになってるつもり。タブーなものに惹かれるんですかね。
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好きなものをちゃんと追及して書く、 その姿勢があるこの本は好きだ。 昔も一度、読もうと手にとったのだけれど こわくてやめてしまっていた。 そのとき、私も強烈に依存しているものがあって それはドラッグとは関係なかったのだけれど、 それにさらにはまってしまいそうで怖かったから。 ...
好きなものをちゃんと追及して書く、 その姿勢があるこの本は好きだ。 昔も一度、読もうと手にとったのだけれど こわくてやめてしまっていた。 そのとき、私も強烈に依存しているものがあって それはドラッグとは関係なかったのだけれど、 それにさらにはまってしまいそうで怖かったから。 特に何かに「はまって」はいないと思う今、 すんなりとこの本を読んだ。 中毒がない人間なんかいない。 本当にそう思う。 それを受け入れたり、認めている人は少ない。 それを認めるのはなんだか面倒くさいし、気持ちいいことじゃないからだろう。 私も認められない方の人間だと思う。 でも、そうであることは、知っていたいと思う。
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法律を守るばかりが、生きる道ではない。 それを証明するのが、政治家が何か問題を起こしたときに言う「法律的には問題がないと思う」と言うような言葉。 法律を作る政治家が言うのだから、奴らは時には法律を犯しているわけだ。 ちょっと高速で、違法ゾーンを通過してみるのもいいかも知れない。 ...
法律を守るばかりが、生きる道ではない。 それを証明するのが、政治家が何か問題を起こしたときに言う「法律的には問題がないと思う」と言うような言葉。 法律を作る政治家が言うのだから、奴らは時には法律を犯しているわけだ。 ちょっと高速で、違法ゾーンを通過してみるのもいいかも知れない。 この本の別名「アナキスト入門」。 この本を数十冊所持していても「法律的には問題がないと思う」。 書き写して、不特定多数に「頒布」や「閲覧が可能」にするまでは大丈夫。 睡眠薬・シャブ・コカイン・スピード・アヘン・幻覚サボテン・咳止めシロップ・毒きのこ・有機溶剤・大麻・LSD・抗うつ剤・ステロイド・アルコール・ハッシッシ・ブッダスティック・etc.etc。 あらゆるドラッグ・麻薬に関してのエッセイ。 ドラッグというのは、「緩慢な自殺」。 シャブで、廃人になりかけた知人がいる。 それは、悲惨である。全てをなくすし、復活は長期かかり困難である。 精神病院に長期の入院を強いられる。 ドラッグは、興味を持ちやすいが。実行しないこと。 あたしゃ、ウィスキー・焼酎で充分だった。 そういや、二十歳のころ「徹夜のマージャン」を終えクタクタになると薬局であるカプセルの薬を飲んだ。 一発で、しゃっきりし仕事に出かけるのだが。その夜は、ぶっ倒れた。 一種の「覚せい剤」だったのだろう。今は、販売していない。
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これ、読んでいいのか?と思いながら面白くて読んじゃった。知らないクスリがたくさん出てきて、それらのらもさん自身が体験談。咳止めシロップって、そんなにすごいのかと毎回思ってしまう(試そうとは思わないけど。類は友を呼ぶ、でいろんな人が集まってなんだか楽しそうに暮らしているのが微笑まし...
これ、読んでいいのか?と思いながら面白くて読んじゃった。知らないクスリがたくさん出てきて、それらのらもさん自身が体験談。咳止めシロップって、そんなにすごいのかと毎回思ってしまう(試そうとは思わないけど。類は友を呼ぶ、でいろんな人が集まってなんだか楽しそうに暮らしているのが微笑ましい。んだけど、本当はクスリに溺れて廃人への道を走っている人が多いのだからけっこう壮絶な話のはず。最初のほうで<俺は死ぬんだったら、きっと階段から落ちてとかそんなあっけない感じだろう>みたいな事を書いていて、ハッとした。
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友人から誕生日にもらった本。どういう意味合いでくれたのか未だに分からん。合法ドラック体験などについて書かれています。
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中島らものドラック体験記。 睡眠薬系統・シャブ・オピウム(阿片)・ヒクリさま(幻覚サボテン)・咳止めシロップ・毒キノコ・有機溶剤・ハシシュ・大麻・LSD・抗うつ剤・ステロイド及び血液・ガマガエル・アルコールの体験記録!!
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なにかに中毒するということを、中毒者側の立場から語るエッセイ集。 ドラックや中毒というダークな話題を扱っているが、文体はユーモアにあふれかえっていて面白い。 読了後に表紙(ハードカバー版)を、ニヤニヤ眺めるのがまた楽し。
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