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2011/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

当時の「近未来の東京」を舞台に、ある事故をきっかけに逆行性健忘症に罹ってしまった宇宙飛行士が記憶を取り戻していくまでを描いた物語。 かなり独特の世界観、だと思います。 マニアックな喩えですが、廃墟、好きな方には、いいんじゃないかと。 決して、万人向けではありませんが、現実離れした設定の中に込められた普遍的なメッセージ、そして、宗教的ですらあるラストシーンの圧倒的なカタルシス、これこそは作者・日野啓三の真骨頂であり、わたしは、この作品を日野文学の最高峰、その辿り着いた一つの高みであると思います。 ブログのレビューはコチラ。 http://astime.jugem.jp/?eid=151

Posted byブクログ

2009/10/04

日野氏を制覇しようという決意の切っ掛けになった本。でもこれに勝るものはない、と今のところは思ってる。

Posted byブクログ