隆慶一郎全集(第1巻) の商品レビュー
吉原御免状・かくれさと苦界行・慶安御前試合・柳枝の剣・ぼうふらの剣・柳生の鬼・跛行の剣・逆風の太刀・柳生刺客状・張りの吉原 影武者徳川家康は、処女作から構想していたんだねぇ。
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『吉原御免状』『かくれさと苦界行』他、短篇8作。『かくれさと・・』は、作者の回想もふくめ、うんちくが多く、物語の勢いとしては、『吉原御免状』のほうが、上かも。幻斎、荒木又右衛門、二人の老人の生き様、死に様が心に残る。両作品通して、圧倒的な敵役だった柳生義仙の人としての再生も。徳川...
『吉原御免状』『かくれさと苦界行』他、短篇8作。『かくれさと・・』は、作者の回想もふくめ、うんちくが多く、物語の勢いとしては、『吉原御免状』のほうが、上かも。幻斎、荒木又右衛門、二人の老人の生き様、死に様が心に残る。両作品通して、圧倒的な敵役だった柳生義仙の人としての再生も。徳川家光と柳生友矩の交情を描いた「柳枝の剣」、柳生宗冬の「ぼうふらの剣」、「逆風の太刀」での柳生石舟斎宗厳の四男五郎右衛門の最後が印象深かった。
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