翠緑の森の騎士 の商品レビュー
昔の作品は優れた本が多いようです。
政略結婚がイヤで逃げ出したご令嬢、という古今を問わずよくある設定ですが、きちんとしっかり書かれているのが、現代のラノベと違うところです。 ただ一つ不満があるのは、男爵令嬢シャロンが相当のお転婆で、これまでに家族がさんざん苦労させられてきた、ということが物語の最後の3頁になってか...
政略結婚がイヤで逃げ出したご令嬢、という古今を問わずよくある設定ですが、きちんとしっかり書かれているのが、現代のラノベと違うところです。 ただ一つ不満があるのは、男爵令嬢シャロンが相当のお転婆で、これまでに家族がさんざん苦労させられてきた、ということが物語の最後の3頁になってから明記されていることです。もちろん冒頭で他家の令嬢との諍いがあったことは分かっていますが、どうやらそのレベルではないようです。 そうなりますと、平民上がりの男爵家としては、請われたからと嫁に出してから、とんでもない娘だったことが公爵家にバレてしまうと、かなり不味い立場になるのですが。ただ、それがシリーズの続刊で明らかになり、ネタになるようなので、どうやら必要だったようです。 四半世紀前の作品であり、現在は絶版になっていますが、電子書籍が出ているようです。しかし江ノ本瞳さんの可憐で美しい表紙と挿絵がないようです。
Golden Pearl
「結婚を嫌がった貴族…
「結婚を嫌がった貴族の少女が家出をする」という、よくありそうな話ですが、それだけに楽しくもあります。面白いので読んでみて下さい。
文庫OFF
成金として男爵の位に就いた父から突然、隠居して今は田舎に住んでいる公と婚約の話をもちかけられる。 結婚がいやで家出をすることに。 ある陰謀にかかわっていた主人公は命を狙われ・・・・ 公の騎士をしているという人に助けられ事件を解決していくお話。 ブローデル国物語は他にも2冊出ていま...
成金として男爵の位に就いた父から突然、隠居して今は田舎に住んでいる公と婚約の話をもちかけられる。 結婚がいやで家出をすることに。 ある陰謀にかかわっていた主人公は命を狙われ・・・・ 公の騎士をしているという人に助けられ事件を解決していくお話。 ブローデル国物語は他にも2冊出ていますが、どれもこの本で出てきた脇役が主人公のお話。 この本ともう一冊は1995年発売と10年以上前に発売されているため絶版となっています。 かくゆう私もこの本ともう1冊を入手するために以前勤めていた会社の上司にあらるるネットワークを駆使してもらいゲットしたという代物。 この二人の話は続編が出ています。
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シャロンのおてんばぶりはすさまじいものがありますね…。さすが下町育ちだ。それに引き換えテオは猫かぶりがさまになっているようで。こんなんでも、兄弟なのよ。不思議〜。でも、ジャンヌが絡んでいるとは思わなかった…やられた…。 20060302:読了
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