大根性 の商品レビュー
面白そうだなぁと思っ…
面白そうだなぁと思って、後ろの解説も何も読まずに買った本だったけど、結構自分にはヒットした。三谷節にやられた。
文庫OFF
ポンコツたちが知恵を絞ってどうにか窮地を脱する、というのが【経費では落ちない戦争】に通じていて、面白かった。 自分は林が好き。
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- ネタバレ
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今年三谷幸喜が小説を発表するというので、今まで書かれた小説を読んでみようと、「経費では落ちない戦争」と本作を読んでみた。 うーん。 常々三谷幸喜が言っている「文章を書くことと脚本を書くことはまったく別」というのはまあ本当なのでしょう。 舞台やドラマでは出来ないような設定の話を選んだんだな、というのは感じ取れました。
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何となく本の構えが、どこまで本気で書いているのかわからないような気がして、少し眉につばをつけて読み始めたのだけど、これが実におもしろかった。 体育系クラスの中にぽつんとある理数系クラス、それが校内体育大会に参加することになって…という話を、劇画チックに遊んで書いている感じ。...
何となく本の構えが、どこまで本気で書いているのかわからないような気がして、少し眉につばをつけて読み始めたのだけど、これが実におもしろかった。 体育系クラスの中にぽつんとある理数系クラス、それが校内体育大会に参加することになって…という話を、劇画チックに遊んで書いている感じ。コメディとして最高におもしろいし、後半にいくに従って感情感情移入をしてしまって、最後は正直感動した。 確かに中途半端な終わり方をしているので、是非これは続編が読みたいところ。実に楽しい読書体験であった。 2005/8/23
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三谷幸喜さんは基本的に脚本家なので、小説として発表している作品は『経費では落ちない戦争』『大根性』『俺はその夜多くのことを学んだ』3作のみだ。 『大根性』は三谷さんの高校時代を下敷きにした小説で、主人公ももちろん本人。 クラス対抗のスポーツ大会に何の因果か理数クラス代表としてた...
三谷幸喜さんは基本的に脚本家なので、小説として発表している作品は『経費では落ちない戦争』『大根性』『俺はその夜多くのことを学んだ』3作のみだ。 『大根性』は三谷さんの高校時代を下敷きにした小説で、主人公ももちろん本人。 クラス対抗のスポーツ大会に何の因果か理数クラス代表としてたった一人で参加する羽目になった三谷さん。 さらに立ちはだかるのは体育会系の猛者どもで、どうしたって勝てる見込みはない。 競技もリレー、野球、柔道(団体戦)、サッカーと一人ではできないものばかり。 この逆境をどう乗り越えていくのか、というのがこの小説の骨子であり、三谷さんらしい良質なシチュエーションコメディに仕上がっている。 何度読んでも、こみあげくる笑いはもちろん、青春小説らしい爽やかさとハチャメチャともいえる力強さが感じられる。 惜しむらくは、この小説はすでに絶版で、中古で手に入れるか、図書館で探し出すしかない。
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三軒茶屋高校はスポーツが盛んで有名。そんなスポーツ一辺倒のイメージを払拭するために作られた理数コース3年の三谷くんが主人公。理数コースは授業の7割を理数系にあて、体育の授業はいつも「ハンカチ落とし」。そんな理数コースがクラス対抗のスポーツ大会に参加しなければならなくなった。出場者...
三軒茶屋高校はスポーツが盛んで有名。そんなスポーツ一辺倒のイメージを払拭するために作られた理数コース3年の三谷くんが主人公。理数コースは授業の7割を理数系にあて、体育の授業はいつも「ハンカチ落とし」。そんな理数コースがクラス対抗のスポーツ大会に参加しなければならなくなった。出場者は理数コースの落ちこぼれの三谷くんだけ!? リレー、野球、団体戦柔道、さらにサッカー、どうやったらひとりでできる。 脚本家・演出家として昨今最もチケットの取りにくい三谷さんの小説である。「ジャンプノベル」に連載されていたせいもあるのか内容が劇画調で、いつもの三谷さんらしい日常に潜む可笑しさでなかった。三谷さんの作品の1つとして読むのならいいが、作品としては・・・。
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