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狂乱廿四孝 の商品レビュー

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2010/08/17

イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5408948.html) 鮎川哲也賞(1995/6回)

Posted byブクログ

2010/07/01

+++ 両足両手を切断してなお舞台に立ち続けた名立女形、澤村田之助、その周辺で起こる連続殺人の謎を追う時代ミステリの秀作。第六回鮎川哲也賞受賞作。 +++ 江戸から明治になってまもなくの歌舞伎界とその周辺の物語。著者のデビュー作でもある。 病のために両足を切断してなお舞台に立ち...

+++ 両足両手を切断してなお舞台に立ち続けた名立女形、澤村田之助、その周辺で起こる連続殺人の謎を追う時代ミステリの秀作。第六回鮎川哲也賞受賞作。 +++ 江戸から明治になってまもなくの歌舞伎界とその周辺の物語。著者のデビュー作でもある。 病のために両足を切断してなお舞台に立ち続ける田之助太夫と、それを可能にするための裏方の涙ぐましい苦労が引き金になった出来事の顛末とも言える。実在の人物も数多登場する中、探偵役を務めるのが、蝋燭問屋の娘でありながら、守田座の座付き作者・河竹新七に弟子入りしている16歳の峯だというのも洒落た趣向である。 物語自体には、幾分冗長さも感じられるが、のちのいくつもの作品に繋がる要素が垣間見られて興味深い。

Posted byブクログ

2009/10/04

第六回鮎川哲也賞受賞作。最近、講談社のメフィスト賞でデビューした人ばかり読んでいたら、その他の出版社でデビューした人をほとんど知りませんでした。図書館でこの人の連丈那智シリーズを読んではまり他のも読んでみたら、さすが鮎川哲也賞をいただくだけあって、どれも面白いです。 デビュ...

第六回鮎川哲也賞受賞作。最近、講談社のメフィスト賞でデビューした人ばかり読んでいたら、その他の出版社でデビューした人をほとんど知りませんでした。図書館でこの人の連丈那智シリーズを読んではまり他のも読んでみたら、さすが鮎川哲也賞をいただくだけあって、どれも面白いです。 デビュー作となるこの話は明治に実在した人物をからめ、梨園を舞台にひろがります。名女形の周りに起こる連続殺人を、大店の娘なのに座付き作者の元に弟子入りっした若干16歳の娘が解き明かします。 しかし、そう思うと梨園って本当に特殊な世界だなーと思います。第何代○○なんて、昔からの名前が連綿と受け継がれて行くなんて…。名前も似てて分りにくいし(これは私が覚えられないだけかも^^;)。養子に行っただの、襲名しただの、師弟関係だのとにかくある意味怖い世界だな…。

Posted byブクログ