ラ・ヴィアン・ローズ の商品レビュー
攻め:右月皓一・大鳥真澄・右月征治・大鳥登 受け:横田一眞 横田一眞は自分の本意でない付き合いのある男と別れようとして会社のエントランスで刺されてしまう。運びこまれた病院は亡くなった母の二度目の再婚相手だった大鳥登の病院の特別個室だった。異父弟の真澄は狼狽する一眞からは入院費...
攻め:右月皓一・大鳥真澄・右月征治・大鳥登 受け:横田一眞 横田一眞は自分の本意でない付き合いのある男と別れようとして会社のエントランスで刺されてしまう。運びこまれた病院は亡くなった母の二度目の再婚相手だった大鳥登の病院の特別個室だった。異父弟の真澄は狼狽する一眞からは入院費は受け取れないという。 更に母の最初の再婚の時に出来たもう一人の異父弟・右月皓一が見舞いに来た。実は就職の時異父の会社だと知らずに右月征治の経営する会社に採用されてしまっていた。 そして二人の異父弟達は…。 端的に言うと母が二度再婚して出来た違父弟二人と母の再婚相手だった義理の父親二人、の合計4人が美貌の一眞を自分のものにしようとした、自分達のものにした話? 山藍先生を初読み。 最初、ミキシン総受けというCDを聴いたものの、あまりに雰囲気重視で肩透かしをくらった感じだったので確認するために原作に手を出してみた。 読み始めてすぐに後悔。展開はCDで分かっていたものの、その文体の古さ、表現の仕方の曖昧さに最後まで読めるか自信は無かった。 他のも合間に読みながらやっと読了した時はホッとした。 一人称の作品は幾つもあるけどこの作品はホントに古い感じがした(実際古いし)。 例えば驚いた時「そんな」「まさか」の後に小さな“っ”をいれる表現で今だと「そんなっ」「まさかっ」になるけど、それがカタカナ表記「そんなッ」「まさかッ」となる。 確か80年代とかの小説はこんな表記だった。当時は気にならなかったけど今読むと違和感。他にも表現の仕方がとにかく古くてしかも肝心なエチシーンの描写は“あとはご自分で脳内変換して想像してください”状態で、想像力貧困な私にはツラかった(笑) ところが読み進めていくうちに何とかその古さにも慣れてきて、最後は5人で致すのだけど(もちろん致したという少ない描写のみ)まあ何とかエロい気持ちになれました。 とにかく、雰囲気で読む作品なのね!と認識した。まさか最近の山藍先生の作風は違うと思うけど。 同時収録の『ワンダフルナイト』は同じ一人称で文体自体ももちろん古かったけどもう少しリアル感があったから、『ラ・ヴィアン・ローズ』の方は意識してあんな風に書いたのね。 これが耽美というものかぁ。 80年代に森茉莉を読みまくっていたのだけど、その当時に出会えていたらきっと好きになってたかもしれないな、と思いました。
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4人の男から同時に怒濤のようにプロポーズ(…もちろんオトコが)され、なぜこんなことにッ?!困った?!といいつつもなしくずし的に主人公も溺れてしまうとゆー、まきこまれ型LOVEの究極のよーな作品。この主人公は私の好みではありませんが、糖尿病でデブのおじさんをな・なんと☆魅力ある(?...
4人の男から同時に怒濤のようにプロポーズ(…もちろんオトコが)され、なぜこんなことにッ?!困った?!といいつつもなしくずし的に主人公も溺れてしまうとゆー、まきこまれ型LOVEの究極のよーな作品。この主人公は私の好みではありませんが、糖尿病でデブのおじさんをな・なんと☆魅力ある(?)攻に持ってくることができるのは山藍サンならでは・です。ブラボー!
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コレとは違いますが、この作者の本を男の友人(ノーマル)が普通の文庫本と間違えて買って、なんとも言えない気分を味わったらしいです(笑。
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