七回死んだ男 の商品レビュー
どこかで知ってる設定。 ありきたり感拭えず。 にもかかわらず結構楽しめた。 一読すれば充分かも…その時楽しめたから。
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1月2日を9回も繰り返すことになった主人公・久太郎が、祖父の死を回避するために奮闘するSFミステリー。 軽快な語り口の一人称と、親族が交わす罵詈雑言のおかげでとても読みやすかったです。久太郎の体質もあいまってか、人が一人死んでいるのに重苦しさを感じさせません。 祖父の死の真相が明...
1月2日を9回も繰り返すことになった主人公・久太郎が、祖父の死を回避するために奮闘するSFミステリー。 軽快な語り口の一人称と、親族が交わす罵詈雑言のおかげでとても読みやすかったです。久太郎の体質もあいまってか、人が一人死んでいるのに重苦しさを感じさせません。 祖父の死の真相が明かされ、それはなんとなく予想がついていたのですが、最終章の急展開には驚きました。まさに落とし穴です。
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いままで読んだことのないジャンルというか… SFとの融合というと、今までにそんなんありそーやん、と思うのですが ありえないSF的設定だけど推理はあくまでロジカルに、というところが面白いかも。
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主人公は“時間の反復落とし穴”なる特異な体質を持った青年。 彼は24時間単位を軸に9回、同じ1日を繰り返えす。それは彼にとってのことで、彼以外の人達はそれに気づくことなく同じセリフを、行動を、思考を繰り返すのだ。“決定日”となる最後の1日まで、8回の“落とし穴”は、何をやって...
主人公は“時間の反復落とし穴”なる特異な体質を持った青年。 彼は24時間単位を軸に9回、同じ1日を繰り返えす。それは彼にとってのことで、彼以外の人達はそれに気づくことなく同じセリフを、行動を、思考を繰り返すのだ。“決定日”となる最後の1日まで、8回の“落とし穴”は、何をやってもリセットされてしまう為、どんな冒険でも試すことができるのが、最大の特徴。 さて、事件は正月、親戚一同の集まる祖父の家で起こる。 この日、たまたま“落とし穴”に陥った主人公は、反復1回目に起こらなかった祖父殺人事件に遭遇する。1回目に起こらなかったということは、自分の行動が事件を引き起こすキッカケになったということ。祖父の命を救おうとするのだが、さて“決定日”には、一体……? 他のミステリー小説には見られない、奇抜なアイディア。彼の作品は、そのSFチックな設定だけでも十分に楽しむことができるだろう。また、アイディアだけの見かけ倒しでなく、その材料がちゃんと料理されていることも、当たり前な様で重要なポイント。 提供される材料は奇抜ながら、キチンとしたルールが確率されているので、それらを組み立てて推理を楽しむこともできるし、見事な結末も用意されている。西澤保彦ならではの、この世界を味わってみてほしい。
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西澤さんのSFミステリ。今までにもいろいろと驚かせてもらいましたが、今回は主要キャラの雰囲気がほのぼのしてて楽しかったです。久太郎は時々ある一日を8回繰り返してしまう体質の持ち主。正月に親戚が集まった祖父宅で悪酒を飲まされた日にそれが起こった。自分次第で出来事を変えられるのをいい...
西澤さんのSFミステリ。今までにもいろいろと驚かせてもらいましたが、今回は主要キャラの雰囲気がほのぼのしてて楽しかったです。久太郎は時々ある一日を8回繰り返してしまう体質の持ち主。正月に親戚が集まった祖父宅で悪酒を飲まされた日にそれが起こった。自分次第で出来事を変えられるのをいいことに祖父を避けたら殺人事件が発生。今度はそっちを回避しないと、と奮闘すれども7回も祖父は死んでしまう。「時空の落とし穴」が明ける日までに事件は解決できるのか。久太郎のあわてぶり、それから恋の行方がどうなるのか、さらに矛盾点の謎解きがかなりよろしいかと。
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ある特定の日が7日間ループしてしまう体質の主人公。この主人公の祖父の家が結構な事業を営んでいるが、跡継ぎがいないので、例年祖父が遺言を書いていた。 今年の遺言を最後にする、と言い出した祖父。そんな中、次の日には殺人で祖父が殺された!というわけで、一族がおたおたしているところへ、主...
ある特定の日が7日間ループしてしまう体質の主人公。この主人公の祖父の家が結構な事業を営んでいるが、跡継ぎがいないので、例年祖父が遺言を書いていた。 今年の遺言を最後にする、と言い出した祖父。そんな中、次の日には殺人で祖父が殺された!というわけで、一族がおたおたしているところへ、主人公のループが始まった。主人公は、7日間の中でどうにか祖父の殺人を食い止めようと奮闘する。 というのが、あらすじ。時間のループ自体はそんなに珍しい話ではないけど、この本のいいところは人間模様がうまく書かれているところで読みやすいし、光景が浮かびやすい。 また、勝手に特定の日(本人は選べない)がループしてしまう体質について嫌気が差している主人公という設定も共感できる。体質のせいもあり、主人公が人生を達観している割りに、祖父の殺人だけは必死に防ごうとしているところが、憎めない感じだった。 2010/08読了
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/2694302.html)
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面白かった!! 久々の当たり! それにしても私はタイトルを勘違いしてたなぁ。。。 主人公が7回死ぬのかと思ってた。 かなり好きなタイプの作家さんみたいだ。 [キーワード] ・色違いのトレーナー ・折鶴 ・遺産相続 ・胡蝶蘭 ・肝臓 ・イヤリング ・一回死ぬ ・九回反復
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