愛していると言ってくれ の商品レビュー
ドラマを観て、本を読むのも二回目。それなのに、また夢中で読んでしまった。耳が聞こえる者同士でも本当に心が通じ合うのは難しい。ましてや耳の聞こえない晃次とわかりあうことは難しく、紘子にとってはもどかしいものだったに違いない。一途に彼を愛すれば愛するほど、ちょっとしたことで嫉妬をする...
ドラマを観て、本を読むのも二回目。それなのに、また夢中で読んでしまった。耳が聞こえる者同士でも本当に心が通じ合うのは難しい。ましてや耳の聞こえない晃次とわかりあうことは難しく、紘子にとってはもどかしいものだったに違いない。一途に彼を愛すれば愛するほど、ちょっとしたことで嫉妬をする。手話でしか話せない彼とは十分に気持ちを伝えあうことができなくて誤解を重ねていた。信じていても、信じきれない紘子の気持ちもわかる。紘子は子供のように純粋で自分の気持ちに正直に突っ走る。そんな彼女を晃次は好きで、彼女が彼がまとっていた殻を壊してくれた。別れてしまうがこの恋が二人を成長させ、3年後に偶然出会った二人は今度は幸せな恋人になるのだろうと思った。
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話の内容としては、幼い頃に聴覚を失って以来、孤独に生きてきた青年画家・晃次と、彼をひたむきに愛する女優の卵・紘子の恋愛のお話。 基本はベタベタなので、話の説明は軽くスルーで。 なんていうか……。 この小説、「北川悦吏子」っていう人が書いたんですけど……この人多分、脚本とかいっぱい書いてる人だと私は思ってるんですけど。 そのせいか。 小説が、少し淡白……というか。 あんまり、情景描写ないんだよね。 何か、読んでて、さばさばしてるよなぁ……と思ったら、そういうことだったみたい。 事実を端的に述べてるような小説かな。風景描写とかはさ。 多分、脚本だったらそういうのは実際に映像にしてしまうから描写はいらないんだよね。うん。 ちょっと最近、小説のテクニックとかを読めるようになったことに、自分の小説の腕も上がればいいと思ってる。
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