いたずらおばあさん の商品レビュー
高齢のえらい洋服研究家、エラババ先生が開発したのは、1枚着ると1歳若返る下着のようなもの。生徒の中から弟子としてヒョコルさんを選び、子供になって、2人で楽しみ放題!そして上っ面ばかりの嫌な大人を達者な口と演技でやりこめ、手の込んだ悪戯で懲らしめます。子供が面白がるのはもちろん、大...
高齢のえらい洋服研究家、エラババ先生が開発したのは、1枚着ると1歳若返る下着のようなもの。生徒の中から弟子としてヒョコルさんを選び、子供になって、2人で楽しみ放題!そして上っ面ばかりの嫌な大人を達者な口と演技でやりこめ、手の込んだ悪戯で懲らしめます。子供が面白がるのはもちろん、大人が読むと子供のころのかけがえのない時間を思い出します。みんなかつては子供だったのです。忘れてしまってはいるけれど、その気持ちを失ってしまったわけではないんだと気づきます。おばあちゃんたちがとてもまぶしいお話でした。
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えらい服飾の先生エラババ先生が開発した、 1枚着ると1歳若返るうす~い服。 弟子にとみこんだヒョコルさんと一緒に、何十枚も重ね着をして8歳の子供になり、えばった大人にいたずらしたり、子供の楽しみの会館を閉鎖から守ったりします。 そんな冒険を繰り返すうち、エラババ先生もヒョコルさんも、服を着ていない時でも子供のように元気になっていくのでした。
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とっても爽快なおばあさんたちの活躍。 おばあさんとは思えない、それもそのはず子供に なってしまえるんだから! そのための方法も誰も思いつかない。 これ以上は言えないね〜∧( 'Θ' )∧ 楽しかった。オトナが楽しめるお話でした。
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高楼方子さんは好きな作家さん。 ちょっと古い作品ですが、手軽に読める感じだったので手に取ったのですが、面白くてすぐに読み終わってしまいました♪ 題名の通り、主人公は二人の「おばあさん」 80歳をこえたおばあさんが、8歳の女の子になって大活躍! 「若返り」って、誰もが一度は考えますよね?(苦笑) 違うかな? 体は8歳だけれど、頭の中はしっかり80歳で、見た目は小さな女の子なのに「おばあさん」が時々しゃべる言葉にあらわれたりして楽しい☆ 子供の時の気持ちがいきいきと描写してあって、思わず「そうそう!」とうなずいてしまいました。 少し荒削りなストーリーですが、作者の高楼さんは、この頃から子供の内面を描くことがうまくて、のちの作品につながっていったことがうかがえます。 楽しい本が読めました☆
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大好きな高楼方子(たかどのほうこ)さんの作品。 一見3、4年生ぐらいからが対象かなと思ったけれど、結構内容は辛辣で意地悪…(^o^;)6年生、中学生でも十分面白いと思います。
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ラストは「スパイ大作戦」ばりの話もおもしろいが、「エラババ」「ヒョコル」「ホテル・ラリルレ」「ドンブリヤマ」「ピロコタリカ」「ゲゲノキ」「ガメテラ・カネゴロー」などという固有名詞の連発が楽しい。
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えらい服飾研究家のエラババ先生(84)が若返る服を発明。 弟子と見込んだヒョコルさん(68)とふたりで、子供になっていたずらをする。 これは楽しい。おばあさんたちが楽しそうでにやにやする。 子供になったら体がウズウズして飛んだり跳ねたり吊革にぶら下がったりしたくなっちゃって、で...
えらい服飾研究家のエラババ先生(84)が若返る服を発明。 弟子と見込んだヒョコルさん(68)とふたりで、子供になっていたずらをする。 これは楽しい。おばあさんたちが楽しそうでにやにやする。 子供になったら体がウズウズして飛んだり跳ねたり吊革にぶら下がったりしたくなっちゃって、でもおばあさんだから口が達者だったりお金を持ってたり度胸があったり小言をいいたくなったりもする。 子供の身体感覚とおばあさんモードのバランスが楽しい。 若返る話だけど、若返りの魔法にのっかるだけの話ではない。 おばあさんの時が素敵だから子供になっても魅力的なんだ。 すごいものを発明しちゃうエラババ先生も、いざとなったら縄梯子だってのぼっちゃうヒョコルさんも格好いい。 で、ふたりがやるのはいたずらといっても分別のあるおばあさんたちのすることなので、故無き迷惑行為ではなく腹立たしい大人をこらしめる行為。 遊ぶことが第一の目的で、それを邪魔されたからやりかえす。 いたずらのやり方が平和的かつ容赦なしなのがまた楽しい。 それにしてもなんて平均年齢の高い児童書だ。 孫とエキストラ的な子供たちを除いたら登場人物のほとんどが高齢者。 エラババ先生のおうちが秘密基地っぽくて素敵。部屋の中も外観も。 もっとおうちを見たかったけど、外を飛び回るのが魅力だからしかたないか。 年をとってから知り合って、「先生」と「生徒」だったのがタメ口の友達になる。 エラちゃんとヒョコちゃんの関係がまた素敵。
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とっても楽しい二人の女の子?エラちゃんとヒョコちゃんのお話。エラちゃんの知恵と行動力、ヒョコちゃんの度胸と器用さ、抜群のコンビネーションです。ドキワクしながら、ぐんぐん読めました。
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エラババ先生は有名な洋服の研究家。長い年月をかけて、ついに若返る服を開発しました。透明なその服は、重ね着するごとにどんどん若くなるというもの。 エラババ先生は、講演会の生徒からヒョコルさんを招待。二人で若くなる服をいっぱい重ねて着て、8歳の子供になっちゃった! 子供になったら何をする? デパートで食事。いばりんぼうのイヤな大人にいたずらしちゃえ!それからそれから、・・・子供たちのための「はらっぱ会館」の閉鎖をなんとかしよう! いたずらなおばあさん、楽しい!
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高楼さん大好きだー。この人ほんっと女の子かくの上手いよなあ。ええ、女の子です。おばあちゃんでなく。 着たら若く見える服。しかも外からの見た目だけじゃなく、本当に若くなれるなんて、なんてわくわくする設定なの! そこでエラちゃんの行動力、もう最高!楽しすぎです。 あ、あと挿絵は高楼さんのお姉さんとのこと。 うわー文学一家だったのかなあ?
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