楽は堂に満ちて の商品レビュー
指揮者の朝比奈さんが私の履歴書として生い立ちから今(執筆当時)に至るまでのエッセイ。今だったら問題になりそーな感じでたくましく育てられたみたい。音楽に出会い、指揮者になってからもあの当時、第二次世界大戦の中でよく続けれたよなぁ…。と思う。満州に行ったり、敗戦後は日本に帰還するまで...
指揮者の朝比奈さんが私の履歴書として生い立ちから今(執筆当時)に至るまでのエッセイ。今だったら問題になりそーな感じでたくましく育てられたみたい。音楽に出会い、指揮者になってからもあの当時、第二次世界大戦の中でよく続けれたよなぁ…。と思う。満州に行ったり、敗戦後は日本に帰還するまではソ連兵に見つからないように匿ってもらったりと命がけな人生。生きている時にお会いしたかったなぁと思ったよ…。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
朝比奈氏は好きな指揮者というわけではないけれど、戦前から21世紀に至るまでの日本のオーケストラの歴史そのもののような人の回想録なのと、タイトルが素晴らしいので読んでみるかと手にとった次第。なるほどエピソードの宝庫。 ラストを飾る聖フロリアンでのブルックナーの交響曲第7番に関しては、演奏の感想はここではノーコメントとしておくけど、こうして御本人の回想として当時の逸話を語られると改めて聴きたくなってくる。
Posted by
- 1