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夜間飛行 の商品レビュー

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30件のお客様レビュー

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ファンタジックな世界…

ファンタジックな世界を堪能できる作品です。

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月はもう沈み、夜空に…

月はもう沈み、夜空には満天の星が燦めき、海には星の光が静かに映っていたのだけれど、突然、ぼくたちの眼の前で、海面がせり上がり、檸檬色の潜水艇が現れた。

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思わず、素敵~と呟い…

思わず、素敵~と呟いてしまった。雰囲気が素敵なのはもちろん、著者の作品は小道具や名前も素敵なのです。

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硬質な文章にちりばめ…

硬質な文章にちりばめられたソーダ水など魅力的な食べ物はまり込んだら抜け出せません。

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2020/10/01

夜間飛行(河出文庫)(文芸コレクション) 著作者:長野まゆみ 発行者:河出書房新社 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 秋の夜空プロペラ機で巡る夜間の遊覧飛行

Posted byブクログ

2019/11/24

面白かったです。 こんな旅に出たいです。不思議でキラキラしていました。今回はフランスっぽさを感じました。 プラチナとミシエルの友人関係、素敵です。「ぼくたちは互いにゆずりあったのち、どちらも謝らないことにした(最高に公平な判断だと思う)」 「プラチナ、どんな夜だって二度とめぐっ...

面白かったです。 こんな旅に出たいです。不思議でキラキラしていました。今回はフランスっぽさを感じました。 プラチナとミシエルの友人関係、素敵です。「ぼくたちは互いにゆずりあったのち、どちらも謝らないことにした(最高に公平な判断だと思う)」 「プラチナ、どんな夜だって二度とめぐってこないのさ。ほかのどんな夜ともちがう今夜があるきりだ。」

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2016/12/04

2人の少年が檸檬色の潜水艇に乗り喋る鸚鵡、老紳士、セールスマンらと出会い様々な不思議体験をしていく。 初期の長野まゆみ作品らしく幻想的な童話風な描写が読んでいて楽しい。また、その虚構の中で語られる友達についての意見なども読み取れるので良い。 大切なものは目に見えない。 あとがき...

2人の少年が檸檬色の潜水艇に乗り喋る鸚鵡、老紳士、セールスマンらと出会い様々な不思議体験をしていく。 初期の長野まゆみ作品らしく幻想的な童話風な描写が読んでいて楽しい。また、その虚構の中で語られる友達についての意見なども読み取れるので良い。 大切なものは目に見えない。 あとがきを読んで、もう一度読んだらまた違う印象を受けること間違いなしだなと思った。再読しよ!

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2016/07/22

夏なので夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのよん。 これ夏休み前か思ったら夏至頃か。ちょっと今読むには時期が遅かったか。でも、涼しげなお話よ。 何と言うか、おしゃれできれいで可愛くて、自由気ままな感じががっつりタルホロジー。タルホロジーって、かわいくてときめくアイ...

夏なので夏っぽい長野まゆみ作品を再読しようキャンペーンそのよん。 これ夏休み前か思ったら夏至頃か。ちょっと今読むには時期が遅かったか。でも、涼しげなお話よ。 何と言うか、おしゃれできれいで可愛くて、自由気ままな感じががっつりタルホロジー。タルホロジーって、かわいくてときめくアイテムを散りばめてるだけじゃなくて、ちょっと危険な香りがするのよね。(ただ、後書きは作者も言うとおり蛇足と思う) あとは、幼馴染みのふたりの少年がこれまで一心同体にいつも一緒だったのが、少しずつ自立し始めてるのも見所かしらん(そう言えば最終的にふたりがバイバイする話あったよねどれやっけ) 個人的に好きなのは「琥珀玉」。これ、ニ ッ キ 飴 でしょ わたしニッキ飴は好きなのよ。色があめあめしてておいしそうでいかにも長野まゆみって感じで。シナモンの香りも好きやけん、あの舌に刺激感じるくらいきつい味も食べちゃうのよ。でも、ニ ッ キ 飴 て言ったら爺むさい感じがするやん。それがおんなしものでも琥珀玉って言ったら女子力高そうなおしゃれなものに見えるね。

Posted byブクログ

2013/10/04

常に夢の中にいるみたいなお話。 挿絵がなくても頭の中にキラキラの色や物語の世界が広がる。 宝石箱みたい~ あとミシェルの飲む薄荷入りのジュース、飲んでみたいな~♪ 読みすすめるうちにどんどんわくわくするお話でした。 また読もう。

Posted byブクログ

2016/05/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あの サン=テグジュペリの作品と同じタイトル。 『天体議会』や『宇宙百貨活劇』みたいな、 ファンタジー色つよめなおはなし。 植物図鑑、鉱石図鑑、色見本のよう。 かわいくて、きれいで、まぶしい。 想像力かきたてられる。 作家さん…というか作品によって イメージカラーみたいなものがあって、 この本の場合、あまりにも色が鮮明すぎて例えるのが難しい。 漢字のつかいかたやルビは、やっぱり独創的。 あとがきを読んだら、意外なことに この作品は社会・世界に対する風刺である、と。 1995年。原爆展をめぐる騒動、 核実験の再開、ムルロア環礁…。 作中に登場するガブリエル氏が、 当時のフランス大統領を模した人物であること。 銀色の、押しボタン。 …なるほど。

Posted byブクログ